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「印象に残ったのはナカムラ…過去にはリバプール移籍も噂された」英国ベテラン記者が明かす“今夏プレミア移籍できそうな森保ジャパンの3人”「サノはサプライズ」
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田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byGetty Images
posted2026/04/06 17:01
アーセナルDFベン・ホワイトを苦しめた中村敬斗(25歳)。英国ベテラン記者からも真っ先に名前があがった
中村の出来の良さは、対峙した右SBのベン・ホワイトが苦戦したことでも分かる。テクニックと速さがあり、ホワイトは不用意に近づけず、しかも抜かれた。結果として、ホワイトは交代を余儀なくされた。以前、ユルゲン・クロップ体制下のリバプールが中村に関心を示したとの噂もあったが、最近は沈静化している。中村は身体能力も高く、イングランドのクラブが関心を持つ可能性は十分にある」
フランス2部でプレーする中村は、プレミアクラブも注目した今回のイングランド戦に「賭けていた」と話しており、自身のアピールにも成功した格好だ。ノースクロフト記者は言葉を続ける。
「中村は日本代表でWBとしてプレーしていたが、プレミアでWBを採用しているクラブは多くない。ただランスで4−2−3−1の左MFでプレーしており、別のシステムでもプレーできる。現在25歳で、年齢的にも移籍の良いタイミングだ。プレミアから関心を持たれるはずだ」
【2】「サノはサプライズだ」
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さらにノースクロフト記者は、3−4−2−1のセントラルMFで先発した佐野海舟(25歳)について言及した。イングランド戦の佐野は、中盤中央で刈り取り役として機能。攻撃から守備への切り替えが早く、相手攻撃の芽を摘んでいた。サンデー・タイムズ紙のエース記者は賛辞を寄せる。
「佐野は非常に良かった。サプライズの一人だ。佐野と鎌田大地の中盤コンビは、イングランドの中盤ペアより優れていた。ボール奪取の技術が素晴らしい。
ただ佐野については、違う試合も見たい。例えば、もっと激しくプレスを受ける試合でどこまでできるか。スカウトならそう思うだろう。イングランドは、日本に対し中盤中央でほとんどプレスをかけられなかったからだ。マインツでプレーする佐野は、イングランドではあまり知られていない。だがイングランド戦で、確実にスカウトの注目を集めた」
【3】「優秀なGKが不足…スズキは関心を集める」
ノースクロフト記者は「印象的だった選手はまだいる」と言葉を続けた。
次に挙げたのはGKの鈴木彩艶(23歳)。GKとしてイタリアのパルマで著しい成長を遂げており、昨夏の時点でウェストハムが関心を示したと伝えられていた。セーブとビルドアップでイングランド戦の勝利に貢献した鈴木について、ノースクロフト記者はこう語った。
「非常に優れたGK。体格が良く、足元の技術も高い。ボール保持時にプレッシャーを受けても落ち着いていた。ビッグセーブもあったし、PA内の守備対応と判断も良かった。欧州では優秀なGKが不足しており、鈴木は間違いなく関心を集めるだろう。優れたGKを輩出しているイタリアでプレーしている点もプラスだ」
「それから、ドウアン、イトウ…」
同記者は「それから……」と言って、主将を務めた堂安律(27歳)の名前を挙げた。


