テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「オオタニ、HR打てよ!」ファンの声にサヨナラ弾…なぜ大谷翔平は勝負強いのか「結果が悪くても良くても」ドジャースのメンタルスキルコーチがズバリ
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byNanae Suzuki
posted2026/04/06 11:03
大谷翔平はなぜ勝負強いのか……ドジャースのメンタルコーチに聞いた話が興味深かった
2打席目の右飛の打球速度はこの試合の全打球で最速の110.3マイル(約178キロ)。3打席目に右前打、4打席目に左前打と徐々にタイミングが合い始めていた。25年シーズン初の3安打に、開幕8試合連続得点だ。
「今はまだ何(どの球種)を打ったかは分かっていない。そのぐらい自然に反応できている」
集中力の高さが、劇的なドラマを生み出した。大谷は言った。
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「これだけ多くのファンの人に集まってもらって、素晴らしいゲームを見てもらって、選手冥利に尽きる」
24年のMVPを記念した「ボブルヘッドデー」での大仕事だった。
なぜ勝負強いのか…“メンタルスキルコーチ”に聞く
なぜ大谷はこれほど勝負強いのか。
取材を進めていく中で、ドジャースには“メンタルスキルコーチ”と呼ばれる役職があることを知った。PSを含め全試合、チームに同行し、毎日のように選手と1対1の話し合いの場を持つ。もちろんミーティングで選手の前で話すこともあるという。
コロンビア大でスポーツ心理学の博士号などを取得し、21年からドジャースでその要職を担うブレント・ウォーカー氏は「時には私が見ているものを選手に伝えたり、選手が私にヒントを探しに来ることもある」と言った。好結果を生み出すには技術、体力と同様にマインドセット(心の在り方)が大事と説く。
そんなウォーカー氏が一目置くのが大谷だ。
「翔平は毎日、同じルーティンを守り、決してそれを崩さない。自分が成し遂げたいことのために、やるべきことに集中している」
結果が悪くても良くても毎回…
例えば凡退した野手や乱調だった投手がベンチで感情をあらわにするのは珍しくないが、大谷の振る舞いは変わらない。

