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「彼女の苦労も理解できるので…」木原龍一が“9歳年下”の三浦璃来を支えた秘話「じつは心が折れそう」結成1年目のりくりゅうは、なぜ挫折を乗り越えられたか?

posted2026/03/28 06:10

 
「彼女の苦労も理解できるので…」木原龍一が“9歳年下”の三浦璃来を支えた秘話「じつは心が折れそう」結成1年目のりくりゅうは、なぜ挫折を乗り越えられたか?<Number Web> photograph by AFLO

2019年、ペア結成1年目の三浦璃来と木原龍一(NHK杯フリーの演技)

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結成7年目でついにオリンピックの頂点を手にした三浦璃来・木原龍一。“りくりゅう”が日本中を熱狂させるまでには、長く険しい道のりがあった。その歩みを本人たちの言葉から紐解いた記事の短縮版をお届けします。

◆◆◆

 2019年11月、NHK杯のフリー当日の朝。三浦璃来は午前の公式練習でうまくいかず、落ち込んでいた。そこへ木原龍一から朝食への誘いがかかる。2人でテーブルを囲んだが、スケートの話は一切しなかった。木原がひたすら続けたのは、「どうでもいい話」だった。

 三浦と木原がペアを結成したのは2019年8月のこと。年齢差は9つ。三浦が最初に抱いた印象は「しゃべりにくいな」というものだった。それでもカナダでのスケート生活をともにするうちに、そのイメージは「いい人だな」へと塗り替えられていく。

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 結成1年目、木原はこう語っていた。

「彼女が今まで苦労してきたことや、失敗してきたことも、僕なりにですが理解できるので、少しでもアドバイスできたらいいかなと」

三浦「実は心が折れそうでした」

 その言葉どおり、NHK杯の朝、木原は三浦の状態を察知し、食事に誘い出した。スケートの話を封印したまま、ただ場の空気を変え続けた。三浦は後にこう振り返っている。

「スケートと関係のない話をして、心が軽くなりました」

 そして、こう続けた。

「実は心が折れそうでした」

 それを聞いた木原が思わず苦笑すると、三浦は「笑わんといて!」と返した。

 その日のフリーで2人は117.53点をマーク。総合179.94点という、かつて見たことのない得点を叩き出した。スコアを目にした瞬間、木原は何度もガッツポーズし、三浦も思い切り笑って手を取り合った。

「木原選手と組めて、ほんとうによかったです」

 三浦の言葉には、結成からわずか3カ月の2人が乗り越えてきたものの重みが凝縮されていた。

 木原と出会うまでの三浦の知られざる苦悩や、2人の関係がどのように深まっていったのか――本編ではさらに詳しく描かれている。

〈つづく〉

 ◆

 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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