メジャーリーグPRESSBACK NUMBER

「ササキの姿をフジナミに重ねた…」米メディアも不安視 2回8四死球の大乱調も…佐々木朗希は開幕ローテに残れる?「彼は壊れていないと信じたい」

posted2026/03/26 11:01

 
「ササキの姿をフジナミに重ねた…」米メディアも不安視 2回8四死球の大乱調も…佐々木朗希は開幕ローテに残れる?「彼は壊れていないと信じたい」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

オープン戦では2回8四死球を記録するなど乱調が続くドジャースの佐々木朗希。現地メディアも調整の遅れを不安視するが、果たして

text by

一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

PROFILE

photograph by

Nanae Suzuki

 一球ごとに、不安が積み重なっていく。ストライクが入らない。腕の振りとボールがかみ合わない。そしてカウントが崩れ、そこから一気に制御を失う。ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希がオープン戦で見せているのは、そんな“不安定さ”そのものだ。

 4試合で防御率15.58。ボール110球に対してストライクは108球と下回り、対戦した52人の打者の半数が安打(9)、四球(15)、死球(2)で出塁した。

 投げたのはわずか8回2/3、その間に15失点。特にオープン戦最後の登板となった23日のロサンゼルス・エンゼルス戦では、2回で8四死球と大乱調だった。

ADVERTISEMENT

 単なる結果の悪さではない。問題は、その“崩れ方”にある。それでも、デーブ・ロバーツ監督の決断は変わらなかった。開幕4戦目の先発。ローテーション入りである。

米メディアが指摘…佐々木のローテ入り「危険な賭け」

 この判断に対し、アメリカメディアは静かに、しかし確実に警戒の色を強めている。米誌『Sports Illustrated』は、この決断を明確に言語化した。

「ササキを先発としてシーズンを始めるのは、球団にとって“危険な賭け”だ」

 ドジャースは単にローテーションの穴を埋めているのではなく「未来のエース候補」を完成途上のままメジャーの先発に据えようとしている。そして、その未完成さは、数字以上に明確に表れている。

 統計データや分析記事を提供する『FanGraphs』は、さらに踏み込んだ視点を提示する。

「ササキは壊れていない――そう信じたい」

 同記事はスプリングトレーニングの成績について「過度に気にすべきではない」としながらも、それでもなお“見たくない数字だ”と指摘する。

 つまり焦点は結果ではなく、その中身にある。ストライク率の低さ、再現性に欠けるリリース、そしてメカニクスの揺らぎ。これらはいずれも一過性の不調ではなく、投球の土台に関わる問題だ。

【次ページ】 あるスカウト「ササキの姿をフジナミに重ね…」

1 2 3 NEXT
#佐々木朗希
#ロサンゼルス・ドジャース
#デーブ・ロバーツ
#藤浪晋太郎

MLBの前後の記事

ページトップ