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八村塁と河村勇輝の招集は厳しい? NBAで戦う2人が口にした“バスケ日本代表”への本音「Window3は最も難しい時期」の理由
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宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byYoko Miyaji
posted2026/03/05 11:14
試合後、記者の問いに対して日本代表へのコメントを残した八村塁(右)と河村勇輝
去年11~12月のWindow1で台湾に連勝した日本は、今回のWindow2で中国に敗れるも、韓国に勝利。これで通算成績3勝1敗、勝ち点7で、グループBの首位に立ち、Window3の2試合を残して、2次ラウンド進出に王手をかけた。
もっとも、首位にいるからといって安泰ではない。混戦のグループBから2次ラウンドに進出できるのは4チーム中3チームなのだが、現時点では4チームのどこも勝ち上がる可能性を残している。つまり、Window3の結果次第では、現在首位の日本も1次ラウンドで敗退する可能性があるのだ。連敗さえしなければいいとはいえ、日本のWindow3の相手は中国と韓国。しかも、どちらもアウェイでの難しい戦いとなる。
そんな中で聞こえてくるのが、八村と河村勇輝(シカゴ・ブルズ所属)の出場を期待する声だ。NBAシーズンと重なったWindow1、2には出場できなかったが、7月はNBAもオフシーズンだ。
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それに、NBAやNCAAから選手を招集できるのは日本だけではない。中国はポートランド・トレイルブレイザーズに所属するヤン・ハンセンを招集する可能性があるし、韓国はシアトル大で活躍するヨ・ジュンソクが加わるかもしれない。戦力的にはWindow2よりさらにパワーアップした相手と、敵地で戦うことになるのだから、八村や河村に期待したくなるのも当然だ。
それでは、当の本人たちはどう考えているのだろうか?
レイカーズとの契約が今季で終了する八村
7月のWindow3の試合に出場する可能性について聞くと、八村は苦笑しながら、「僕も何もわかりません。その話はまったくしていないので」と、明言を避けた。
日本代表への思いがないわけではない。実際、これまで何度も「僕はもともと代表でずっとやりたいと思っている。それは変わっていない」と、代表への思いをはっきり口にしている。
とはいえ、7月の試合に出られるかどうかは、また別の話だ。八村自身は明言を避けたが、彼の立場からすると、7月は出場が最も難しい時期にあたる。というのも、八村のレイカーズとの契約は今シーズン末で終了するため、6月末までに契約延長の合意がない限り、ロサンゼルス時間6月30日午後3時にフリーエージェント(FA)になるのだ。
Window3の日本の試合は7月3日に中国戦、6日に韓国戦が予定されており、FA選手の正式契約が解禁される前だ。FAという立場で国際試合に出場して、万が一大きな怪我を負った場合、新しい契約に影響を及ぼしかねない。そんな状況から考えても、出場する可能性は低そうだ。


