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「いやらしい目で見られる写真集にはしたくなかった」大人気レスラーが“オールヌード”になったまさかの理由…豊田真奈美が今明かす“全女のギャラ事情” 

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伊藤雅奈子

伊藤雅奈子Kanako Ito

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photograph byHideki Sugiyama/AFLO

posted2026/03/13 11:01

「いやらしい目で見られる写真集にはしたくなかった」大人気レスラーが“オールヌード”になったまさかの理由…豊田真奈美が今明かす“全女のギャラ事情”<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama/AFLO

現役時代は「飛翔天女」のキャッチフレーズで人気を博した元女子レスラー・豊田真奈美さんインタビュー【第2回】

豊田 言われたのが、「ラスベガスに連れていってあげるよ」だった。「えっ、ラスベガス!? めっちゃ行ってみたいっ!」と思って、やることになりました(笑)。

――理由としては、オーソドックスですが。

豊田 えっ、そう? それまでずーっと断ってたのに、「ラスベガス」のひとことで、だよ。私がギャンブラーだってわかってたから、だと思うけど。

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――あー、そういうことですか!

「いやらしい目で見られる写真集にはしたくなかった」

豊田 いま思うと、撮ってもらって良かったと思う。だって、肉の上がり方がぜんぜん違うもん。26歳ぐらいだったと思うけど、あの時代を残せたっていうのは宝物になってる。歳とってから、あのころは良かったなぁって見返せるでしょ。

――男性のプロカメラマンを相手に全裸になるのは、恥ずかしくないですか。

豊田 撮られてたら、不思議と恥ずかしくなくなってくるんだよね。最初は恥ずかしかったけど、最後のほうはぜんぜん。だって、写真集のなかのワンカットで、マジで寝てるのがあるから。撮られてるのに、時差ボケとかで撮影の合間に寝ちゃって。

――寝てしまうぐらい、気を許せていたということですね。脱いだことで、先輩や同僚から批判の声はありましたか。

豊田 いや、特に。あったとしても、私は自分がやりたくてやったわけじゃないから、なにが悪いのっていう感じ。いやらしい目で見られる写真集にはしたくなかったから、モノクロが多いし、「格好よく撮ってほしい」というのはお願いしてたから、ああいう形でできあがって。

写真集印税で、ハワイに家族旅行

――たしかに、欲情より芸術が押し出された写真集でした。気になるのは、ギャラは出たのかということです。刊行された翌1997年10月に、全女が倒産しているので。

豊田 ギリもらえたの。増刷した分のお金は入ってきてないけど、最初の分だけはもらえた。当時は試合数も多くて、結構(ファイトマネーを)もらえてたから、一気に入ってきた写真集のギャラで、家族十何人でハワイ旅行して全部使った。そしたら、そのあとにお金が出なくなっちゃったから、家族の思い出のために使っといて良かったと思う。そんな微々たるお金を残しておいても、結果もらえなくなって、なくなってるんだもん。

――堀田祐美子選手は昨年NumberWebのインタビューで、全女に1500万円ほど“溶かされた”ことを告白していますが、豊田さんは?

【次ページ】 お金を貸した“わずか3日後”に全女が倒産

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