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「“スランプ説”すら冗談話に」ドジャース大谷翔平が“衝撃の二刀流”を見せる2日前…「球場外まで飛ばしてた」マンシーが仰天した打撃練習

posted2026/03/25 06:00

 
「“スランプ説”すら冗談話に」ドジャース大谷翔平が“衝撃の二刀流”を見せる2日前…「球場外まで飛ばしてた」マンシーが仰天した打撃練習<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

WBC後に合流したドジャースでラッシングと談笑する大谷翔平。2025年秋に見せた大活躍とは

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ジャック・ハリス

ジャック・ハリスJack Harris

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Nanae Suzuki

 アメリカ最大規模の日刊紙『Los Angeles Times』は、地元の名門ロサンゼルス・ドジャースにワールドシリーズ連覇をもたらした大谷翔平をどう見てきたのか。長年にわたる大谷ウォッチングの成果を、数々の秘蔵写真を含む印象的な写真と読み応えたっぷりの記事で結実させた、『OHTANI'S JOURNEY 大谷翔平 世界一への全軌跡』(翻訳:児島修)から一部転載でご紹介します。
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 連覇こそかなわなかったが、大谷翔平は2026年のWBCで3本塁打を放つなど、侍ジャパンで圧倒的な存在感を放った。そんな大谷と所属元のドジャースは2025年シーズン、21世紀初のワールドシリーズ連覇を達成した。ワールドシリーズでの数々の死闘を筆頭に、ポストシーズンではドラマチックな戦いを次々と制したことは記憶に新しい。

 その中でも特に――打者専任とされる2026年のWBCでは見られない可能性が高い「二刀流」での圧倒的なパフォーマンスを見せた試合がある。それはナ・リーグ優勝決定シリーズ、ミルウォーキー・ブリュワーズとの第4戦だった。

 この時点でドジャースの3勝0敗。後がなくなったブリュワーズは何が何でも勝利をつかみ取らなければいけない状況だった。しかし先発マウンドに立った大谷は初回を三者連続三振に斬って取ると、直後の第1打席で先頭打者本塁打。投打で痛烈な先制パンチを浴びせる。さらにはチームメートも呆然とする超特大弾を含めた3本塁打に、6回無失点10奪三振の好投で5−0の勝利に大貢献。レギュラーシーズンでは6戦全敗に終わった相手に対して、スイープ(4連勝)でリーグ優勝、さらにはリーグ優勝決定シリーズMVPを手にした。

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 じつは、衝撃的な二刀流を見せるこの試合まで大谷のバットは湿っており、世間では「不振」と騒ぐ向きもあった。そこから一転、八面六臂の活躍に至るまで、背番号17はどんなプロセスを描いていたのか。さらにチームメートや関係者の証言は……同紙の取材でつまびらかになる。

「球場の外まで飛ばしてた」打撃練習

 野球史上最高といってもいい10月17日の試合の2日前、大谷翔平は打撃練習に臨んでいた。その場にいた誰にとっても、これまで見た中でも特に目を見張る内容だった。

【次ページ】 ポストシーズンの“不調説”…打撃練習をしたい

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