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箱根駅伝ランナーの新天地はどこ? 「シードを失った名門」「本選出場を逃した人気校」「学連選抜の二刀流選手」まで“卒業後の進路”を大紹介!
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佐藤俊Shun Sato
photograph byYuki Suenaga(3)
posted2026/02/20 17:02
箱根シード権を獲得できなかった大学、本選出場を逃した大学の有力ランナーの次のステージは? 左から中央学院大・近田陽路、立教大・馬場賢人、東京大・秋吉拓真
本選出場ならなかった名門大の動向も
◆法政大
法政大の大島史也は、Hondaに入社する。箱根予選会で17秒差の11位に終わった時、「これでもう引退なのか」と悔し涙を流した。Hondaでは、スピードを活かして5000m、10000mのトラックで勝負し、10000mでは27分台を目指していく。また、ニューイヤー駅伝ではチームの優勝に貢献するのが大きな目標になる。
駅伝主将を務めた花岡慶次は、中国電力に入社する。世羅高時代は都大路を制するなど、持ち前の駅伝力を発揮。法政でも活躍が期待されたが、故障に泣き、箱根駅伝出走は3年時の1度のみ。4年時は箱根予選会11位に終わり、本選出場は叶わなかった。地元の広島に戻り、チームのニューイヤー駅伝8位入賞に尽力していく。
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◆明治大
明治大の吉川響は、中国電力に入社する。世羅高時代に山の練習で登りに自信を持ち、1年時は5区15位、2年時も5区を任された。3、4年は箱根予選会で敗れて出場ならず。また、5000mと10000mの記録も伸ばしたかったが苦しんだ。地元に戻り、心機一転、トラックでタイムを求め、駅伝でも登り基調の区間で結果を出していく。
堀颯介は、NTT西日本に入社する。1年時の箱根は6区8位、2年時は6区7位と下りのスペシャリストとして活躍。故障が多く、思うような走りができないことが多かったが、今後はチームのニューイヤー駅伝出場に貢献していく。
森下翔太は、名門・旭化成に入社する。トラックで結果を出すために明治に入学し、10000mでは28分08秒46まで伸ばした。箱根は1年時に3区4位と好走。2年時は4区22位とほろ苦いものになったが、今後は10000mをメインにトラックで勝負していく。チームにはトラックに強い葛西潤、井川龍人がおり、どこまで彼らに食らいついていけるか。
◆東京大
東京大の秋吉拓真は、MABPマーヴェリックに入社する。ルール改正により、関東学生連合として2年連続で箱根を駆け、前回は8区7位相当、4年生の今回は7区を走り、区間4位相当の走りを見せて、有終の美を飾った。ロードレースで安定した力を発揮するのが持ち味で、今後はチームのニューイヤー駅伝出場に尽力しつつ、東大大学院でも学びを継続し、二刀流で競技をつづけていく。
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