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ボクシングPRESSBACK NUMBER
「見たか! これが井上拓真だぞ」事前の不利予想を覆し、那須川天心に完勝…バンタム級主役に躍り出た井上拓真が語った「もし井岡一翔と戦うなら…」
text by

二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byShigeki Yamamoto
posted2026/02/11 17:01
那須川天心とのWBC世界バンタム級王座決定戦に勝利した井上拓真が、注目の一戦の舞台裏と今後の展望を明かしたインタビュー(後編)
那須川に快勝してバンタム級の主役に躍り出たことで、周辺も騒がしくなってきた。バンタム級に引き上げた4階級制覇の井岡一翔から対戦を熱望され、実現に至るかどうかに注目が集まっている。5月、東京ドームで4団体統一世界スーパーバンタム級王者の兄・尚弥と中谷潤人のメガマッチが有力視されているが、拓真の防衛戦もここに組み込まれる可能性がある。
「まずは統一戦をやりたいですね。それが叶わないのであれば、ファンが見たいカードをやりたい。強い人と戦うことが自分の成長につながるし、自分としてもやり甲斐があるので」
「もし井岡一翔と戦うなら」と問うと…
WBA王者の堤にリベンジしたい気持ちは当然ある。ただそれが難しいとなれば、那須川戦同様、「ファンが見たいカード」にも合致するとあって井岡戦はむしろ望むところというニュアンスが伝わってくる。大晦日に行なわれた井岡とマイケル・オルドスゴイッティとのWBA王座挑戦者決定戦(井岡の4回KO勝ち)もわざわざ視察に訪れている。
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テクニックに長けた試合巧者同士となれば、玄人好みの一戦になるのは間違いない。
もし井岡選手と戦うなら、どんな楽しみがあるか?
そう問うと、彼はすぐにこう応じた。
「4階級制覇をしているレジェンドですし、どういう駆け引きをしてくるか、どういう間合いで打ってくるか。そういったことを考えるだけでも楽しいですね。もし戦うことになったら、自分としても引き出しをいっぱい用意して、どのように来ても対処できるようにしておきたいなとは思っています」
兄・尚弥からの“心に残る言葉”
年末はサウジアラビア・リヤドでアラン・ピカソの挑戦を受けた兄に同行して、一緒に汗を流してサポートしている。那須川戦では「絶対に勝てる」と対戦を後押ししてくれ、トレーニングでも付き合ってくれた。今回、心に残る兄からの言葉があったという。

