2025年M-1・連続インタビューBACK NUMBER
「77%オフ、5000円の柄シャツでM-1優勝」王者たくろうが明かす、“商店街セールで買った”衣装の話「相方の誕生日プレゼントで…10年ずっと着てます」
text by

中村計Kei Nakamura
photograph byShigeki Yamamoto
posted2026/02/11 11:04
結成10年、初のM-1決勝で優勝したたくろう。赤木裕(ネタ作り担当、主にボケ担当、34歳)ときむらバンド(主にツッコミ担当、36歳、写真右)
きむら 塚本駅(大阪市)前の商店街のワゴンセールで77%オフだったやつな。10年前くらいに、僕が誕生日プレゼントに買ってあげたんです。割引き価格でも5000円くらいしたので、元値は相当、高かったんだと思いますよ。
赤木 2万ぐらいするということですかね。これ、1着しかないんで。これをずっと着てます。
――10年も着ていて、ボロボロにはならないものなんですか。
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赤木 ボタンが取れたことはありましたけど、やぶけるとか、そういうことはないですね。今のところ。
――今大会は予選のときから「今年のたくろうはあるかも」という話をあちらこちらで聞きました。
きむら 言っていただいていましたよね。
赤木 準決勝のときもけっこうウケてる感じで、他の人にも絶対、たくろうは(決勝に)行ったよって言ってもらっていたんです。むちゃくちゃウケてたから、って。
きむら 同期のカベポスターの浜田(順平)なんか、「これで行かれへんかったら、俺、何でもしたるわ」みたいなことまで言っていて。
――準決勝後のファイナリスト発表のとき、たくろうはラスト1組でようやく名前が呼ばれたんですよね。
赤木 なかなか名前が呼ばれなくて、やっぱりあかんかったか……って反省し始めてましたね。
きむら オチが弱かったかな、って。
赤木 ケツの方がちょっと弱かったなぁ、と。もう落ちたと思っていたんで、通ったときはそのぶんよかったになりましたね。あのときだけですね、今回、M-1で涙がこみ上げてきたのは。
「僕らじゃ勝ち目ないわな…」
――歴代のM-1決勝の様子を思い返すと、笑いを取ったほとんどのコンビが声を張っていたし、張ることで笑いを増幅させていた気がするんです。だから、たくろうはどうなるんだろうと思っていたのですが、決勝も予選同様、爆発しましたね。


