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「3時間質問攻め」「風呂でも部屋でも野球の話」ロッテ・西川史礁が“憧れの先輩”から得た宝物…森下翔太、上林誠知を驚かせた向上心の源
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梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara
photograph byChiba Lotte Marines
posted2026/01/29 11:03
昨シーズンの新人王・西川はキャンプインを前に決意も新た。自主トレでは阪神・森下、中日・上林から大いに刺激を受けた
怪我と闘い続けてきた上林の重い言葉
右打者と左打者の違いはあっても、気になることは沢山あった。例えばホークス、ドラゴンズ合わせて12年間のプロ生活における様々な経験の一つ一つだ。打席での心構え、トレーニング方法、シーズン中の調整方法……。なかでも、これまで怪我と闘い続けてきた上林の身体に関する話は興味深かった。
「ここまで12年やってきた中で、今になって気がついたこと、ああしたほうが良かったなあと思うことは一杯あるとおっしゃっていた。そういう話をボクに惜しみなく教えてくれた。怪我をしたシーズンの対策とか、野球の技術の話はもちろん、色々と聞かせてもらいました」(西川)
プロ2年目のシーズン。西川の貪欲さの根幹にあるのは危機感だ。新人王を受賞したとはいえ、1年目の成績(108試合、打率.281、3本塁打、37打点)については、全くと言っていいほど満足していない。
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「もっともっと成長しないといけないという危機感がある。色々な人の話を聞いて、参考にさせていただいて自分に合うものを取り入れて成長していきたいと思っている。だから今、どんどん話を聞いています」
西川は自主トレ先の沖縄で青い空を見上げながら熱く語った。
「調子が悪い時は…」森下に聞いた金言
森下とも同じ時間を過ごした。食事も、宿泊先の中にある大浴場に行くときも一緒だった。グラウンド外でも話すのはいつも野球の話だ。シーズン中に調子を崩した時の話が印象的だった。
「調子の悪い時はもう開き直って、逆に思い切ってホームランを狙いにいくことがある」と森下は言っていた。結果が出ないとどうしても体が縮こまり、ボールを当てにいったりと小さくまとまってしまうものだが、そこであえて原点に立ち返りフルスイングをするのだという。


