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“プロレスラー15周年”岩谷麻優32歳が語った“この仕事を手放す時”「引退も頭をよぎるけど…」マリーゴールドでの今「自分を必要としてくれている」
text by

原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2026/01/22 11:20
プロレスラー生活15周年を迎える岩谷麻優の心を癒してくれるのは犬や猫たち。愛犬のボブと
岩谷麻優が語った「プロレスという仕事を手放す時」
岩谷は現在、犬と猫に囲まれて生活している。
「なんでこうなったか考えたことはないけれど、小さいころから実家では猫がいる生活だったので。周りには保護猫。田舎なんで捨て猫がいて、その子を拾ってきて家で飼ったり、“捨て猫ちゃんを飼える人いませんか”って、小学校では首からそんなボードを下げていた」
「犬は一目ぼれですね。東京でペットカフェに行って。“目が合って、抱っこしたらアウト”と言われたのに抱っこしちゃって。仕事も潤っている独身貴族だから。結婚したいと以前からあれほどプランや希望を言ったのに、どうせ結婚できないからという開き直りがそうさせたのかもしれない」
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犬と猫に愛情をもらっていると岩谷は言う。
「疲れて帰ってきても玄関を開けると、“ママお帰り、ペロペロペロペロ”ってされて、癒される感じ。昨年末、猫が1匹亡くなっちゃった。動物の死って苦しいなあ。新しい子を飼うのはもうやめようと思った。今、いる子たちを大切にしようって。ソラっていう名前なんですが、ソラにもっとこうしてあげればよかったというのはなかったです。自分ができる愛情は全部あげられた。また愛情を注ぎたい。だから、もしかしたら猫を増やすかもしれない。動物たちのおかげで自分の精神は保たれていますから」
「サルを飼おうとしたこともあったんです。アニマルカフェで。でもめちゃ高かったし世話が大変と聞いたので断念。後はイタチ。知り合いから引き取ろうかなと思ったけれど、その気持ちをぐっと抑え込んでおいてよかったと思います」
スターダムの鹿島沙希の引退発表に岩谷は反応した。
「びっくりしましたね。自然とニュースで流れてくるじゃないですか、見出しを見て、すごいさらっと言っていたので、ああもうこの時がきたんだな。いつもボロボロだったので、ついにか、と。上からどんどん抜けていくじゃないですか。そろそろ自分の番ですか? って」
スターダム1期生の岩谷にとって、鹿島は“1.5期生”だった。
「ほぼ同期で、自分とかかわってくれた同じような年齢。それを思うと、そろそろ自分も引退しないといけないのかな。決断するのは大変だと思う。やりがいしかないこの仕事を、プロレスラーという仕事を手放す時。次があるから決断ができたと思う。幸せなことだと思う。自分もそろそろやめたいですよね。引退も時には頭をよぎる。でも10年前もそう言っていたのに、今もやっているから、もしかしたら10年後も20年後もやっているかもしれない」


