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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
大激戦!「シューズシェア争い」で見る箱根駅伝…“着用者ゼロ”からアシックス大挽回、“王座陥落”ナイキの巻き返しで「戦国時代」を制するのは?
text by

酒井政人Masato Sakai
photograph byYuki Suenaga
posted2026/01/13 11:01
箱根ランナーたちの超高速バトルを支える高機能シューズにも激しい開発競争が。着用者の活躍から最新のシューズ勢力図を読み解く
少人数ながらインパクト抜群だったオン
オンは前回と同じく3人。最終10区でド派手な活躍を見せた。プロトタイプを履いたアンカー折田壮太(青学大2)が区間記録に9秒差と迫る快走で3連覇のゴールに飛び込むと、佐藤圭汰(駒大4)が区間記録を上回るペースで突き進む。前回と同じく超高反発のクッション性を誇る『Cloudboom Strike』を着用した佐藤が1時間7分31秒で走破。2年連続で区間新記録(前回は7区)を打ち立てた。
オンは東京世界陸上の男子3000m障害で8位入賞を果たした三浦龍司(SUBARU)とアスリート契約を結ぶなど、国内でもパフォーマンスシューズの認知度がアップしている。今後が楽しみなメーカーだ。
出場校増加に向け、シューズ争いも激化か
ニューバランスも今回3人が使用した。いずれもユニフォームを提供している順大の選手で、『FuelCell SuperComp Elite v5』というカーボンファイバープレート搭載の厚底モデルを着用。ルーキー井上朋哉が3区を区間4位と好走した。
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箱根駅伝に1997年から協賛してきたミズノは、前回1人から今回は2人に増えた。昨年12月に同社史上最軽量となる約137g(27.0cm)の『HYPERWARP PURE』、ストライド型のランナーに向けた『HYPERWARP ELITE』、安定感を重視した『HYPERWARP PRO』を発売。新モデルを履いた小平敦之(早大3)が9区を区間2位と快走している。
2年連続で出走者がいたブルックスの着用者はなく、今年はホカが2年ぶりに“復活”した。
箱根駅伝は再来年の第104回大会以降、通常大会の出場枠が3校増加の23校となる(関東学生連合を含めて全24チーム)。加えて4年に一度となる記念大会は25校+日本学生選抜の全26チームで行われる。出走者数が増えるため、多くのメーカーに“チャンス”が生まれることになる。大迫傑の活躍で注目を浴びているリーニンなど、新メーカーが本格参戦する可能性も高い。新春の“シューズ争い”は、今後ますます過熱するだろう。
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