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「いい加減、暴走すんな!」駒澤大主将・山川拓馬“猪突猛進”からの成長…箱根駅伝「(黒田朝日と工藤慎作の)ふたりと走れなかったのは悔い」
posted2026/01/11 17:00
駒澤大は箱根駅伝総合6位に終わり、山川も故障明けで8区に回った。それでも主将として、人として大きく成長した1年を本人が語った
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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Yuki Suenaga
第102回箱根駅伝で6位に終わった駒澤大。総合優勝を目指したチームを率いた主将・山川拓馬(4年)は、本来なら5区に配置される予定だったが、ぎっくり腰の影響で8区を走ることとなった。
「個人的にも(黒田朝日と工藤慎作の)ふたりと走りたかったので、そこは悔いが残ります」と語る山川。箱根では思うような結果を残せなかったが、この1年では主将として、そしてランナーとしての大きな成長があったという。
レース後に練習に飛び出して病院送りに
山川が大きく変わったきっかけは関東インカレだった。ハーフマラソンで4位に終わり、レース後に悔しさから60分ジョグに飛び出し、結果的に病院に運ばれるという事態を招いた。
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「レースで負けて悔しかったですし、この悔しさをなんとか発散させたいというのと、レースに出て走る体力がまだないので、それをつけようと勝手に体が動いて走り出したんです」
陸上に対しては「猪突猛進」タイプだった山川。「『このヤロー』って思ったら走っちゃう」山川を、同期の佐藤圭汰や伊藤蒼唯は「いい加減、暴走すんな」と再三諌めてきた。
そんな山川が、この出来事をきっかけに変わることを決意した。「練習を全部見直して、自分の体と対話をしながら練習をするようにしました。ずっと自分の気持ちだけで練習をしてきたので、ちゃんと考えて練習をするということです」
その結果、慢性的な疲労感が解消され、6月末の函館マラソン(ハーフ)では61分25秒で3位に入るなど復調の兆しを見せた。また、後輩たちに対しても、自身の経験を伝え、ミーティングを通してチーム全体の意識改革を図った。
「夏合宿では、自分の経験から故障者として過ごしてもらいたくなかったので、ストレッチのやり方などを教えました。また、細かいところを疎かにせず、陸上と真摯に向き合ってほしかった」
1年前の自分では考えられなかったことも、4年生になり「チームや後輩のことを考えて走ることが最終的にチームを強くすることに繋がる」という考えに至った。
そして迎えた箱根駅伝――。主将として臨んだ最後のレースで、山川は何を見たのだろうか。戦いを終えた今の胸中は、本編で詳しく描かれている。
〈つづく〉
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
