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レースも選挙も“戦略”が大事? 現職有利のFIA会長選力学。
posted2025/11/14 09:00
イギリスGPでフェルスタッペン(右)と話すスライエム会長
text by

尾張正博Masahiro Owari
photograph by
Getty Images
10月17日、国際自動車連盟(FIA)の会長選に立候補を表明していたティム・メイヤーが、アメリカ・オースティンで記者会見を開き、会長選からの撤退を発表した。これにより、現職のモハメド・ビン・スライエム会長が無投票で再選されることが濃厚となった。
FIAは、世界140カ国以上の自動車クラブ・モータースポーツ統轄団体から構成されるF1を含むモータースポーツ全体を統轄する組織。レギュレーションの策定と執行を行っている。
会長任期は4年。'21年末に会長になったスライエムの任期は'25年末まで。今回の会長選はFIA内部のガバナンスや透明性の問題が噴出していたスライエム政権の4年間の信任が問われるはずだった。
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