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あの“春高ヒロイン”がまさかのビーチ挑戦「水着や自分の体型…日焼けも気にしていなかった」元共栄学園高・菊地真結24歳が明かす「“のあまゆ”結成秘話」 

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吉田亜衣

吉田亜衣Ai Yoshida

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photograph byAsami Enomoto

posted2026/01/10 11:01

あの“春高ヒロイン”がまさかのビーチ挑戦「水着や自分の体型…日焼けも気にしていなかった」元共栄学園高・菊地真結24歳が明かす「“のあまゆ”結成秘話」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

春高ヒロイン→ビーチバレーで活躍する菊地真結のインタビュー(第1回)

姉妹で活躍のウラに“家庭での苦悩”

 入学後、菊地は1年生からレギュラーセッターの座を獲得。その時のキャプテンは姉の実結、姉妹でコートに立つことになった。

「当時は1年生が私を含めてコートに4人いて、1年生が頑張らないと勝てないチームでした。でも、1年生ってどうしても未熟なところが多い。だらしなかったり、サボっちゃったり。3年生に注意されることが多かったんですけど、1年生がちゃんとしないと3年生が先生に怒られることもありました」

 姉vs妹。家庭内で部活動の状況を察した母は、菊地をたしなめることも多々あった。

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「卒業してからはずっと仲がいいんですけど、当時は部活が終わって姉と同じ家に帰るじゃないですか。姉との関係がうまくいっていなかったし、家で一人ぼっちみたいな感じが強くて。1年生の時は、精神的につらかったこともありました。今はお互い頑張っている競技があるので、自分の試合がない時は姉の試合を見に行ったり、姉が私の試合を見に来たり。休みの日もよく話しますよ」

衣笠乃愛とビーチバレー…運命の出会い

 1年生メンバーの中には、のちに唯一無二のビーチバレーのパートナーとなる衣笠乃愛もいた。主力の一人として活躍していた菊地だったが、翌年は一度メンバーから外れることとなった。ビーチバレーとの運命の出会いが訪れたのは、そんなタイミングだった。

「ビーチバレーは、スパイクもトスもレシーブも『なんでもできる』というイメージがありました。先生からも行ってこいと言われて、乃愛と2人でビーチに行きました。高校生の時は全く水着に抵抗はなくて。自分の体型とかに興味がなかったというか、そんなこと気にしている余裕がなかったかもしれませんね。日焼けとかも気にしていませんでした」

 バレーと並行して、夏にはビーチバレーに打ち込んだ。そして迎えた高校最後の年。衣笠とのペアで8月の全日本高校選手権でビーチ日本一を達成。9月の茨城国体(現国スポ)でも優勝。圧倒的な力で高校ビーチ界を席巻した『のあまゆ』が展開したバレーは、ビーチ版マジカルバレーだった。

「ビーチは何しても怒られないし(笑)、自分たちで考えて、その頃はAクイックとかやっていたんですよ。そういうのを誰もやっていなかったんで。自分たちでやったら面白いよねと考えてやるのがすごく楽しかった」

【次ページ】 「春の高校バレー」でも躍動

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