「角換わり以外は木刀」藤井聡太＆羽生善治“将棋2大天才”NHK番組で爆笑…深い“永瀬拓矢格言”も永世竜王も1600勝もステキな観る将マンガ 

2）2026年最初のタイトル戦はまたも「藤井−永瀬」に

　11月17日に行われた第75期王将戦挑戦者決定リーグ戦、永瀬拓矢九段が菅井竜也八段に勝利し、2026年年明けから開幕する王将戦への挑戦権を手にしました。3日後に行われた最終局も大橋貴洸七段に勝利して6戦全勝。全勝は第72期の羽生善治九段以来、10回目だそうです。近年の永瀬九段の安定した強さを象徴する成績で、さらには盟友である藤井六冠との番勝負は通算7度目となります。

2025年11月のハイライト（全3枚中の2枚目。イラストはまだまだ続きます） ©Junsei Chida

「ここ数年、永瀬先生から見た各タイトル戦のドキュメンタリーをNumberWeb上で配信していますが、王将戦でも何らかの記事を作成できればと……」と編集担当さんも意気込んでいました。その永瀬九段と言えば、先月末に将棋ファンが騒然となる“格言”が生まれたのですが……そちらは後ほど触れましょう。

3）2大天才の快挙、西山女流の結婚、そして永瀬格言

　それぞれ将棋界、女流棋士界の顔役と言えるスターたちにも、様々な節目がありました。いわゆる女流二強の1人である福間香奈女流六冠は女流王座と倉敷藤花をそれぞれ防衛に成功。さらに女流二強のもう1人、西山朋佳女流二冠は結婚を発表……と、それぞれ盤上盤外で充実の時を過ごしています。

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　そして藤井六冠は竜王戦にとどまらず、JT杯日本シリーズ決勝で永瀬九段に勝利し、2年ぶり3度目の優勝を果たし、羽生九段は26日に行われた朝日杯将棋オープン戦二次予選で通算1600勝を挙げ、それぞれが輝かしい足跡を残しています。

　そして何より、11月のハイライトと言えば……29日夜にNHKで放映されたスペシャルすぎる番組『藤井聡太と羽生善治 対談 一手先の世界へ』で、将棋界の2大天才が語り合った姿に触れないわけにはいきません！

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