「天才的だよ」フリーマンでも“正直わからない”大谷翔平の「類稀な才能」米国人ドジャース番記者が聞いた「オオタニは何でもやってしまう」 

　積極的に打っていくにもかかわらず、ボールゾーンのスイングや空振り率はリーグ平均レベルにとどまる。今年は三振率も低く、現在は19.5%。このままなら余裕でキャリアローも狙える。開幕1か月で唯一のウィークポイントといえた得点圏打率もここ数週間は上昇傾向で、5月はここまで.417だ。

　これこそが、たとえ二刀流でなくとも、大谷が現実離れしたユニコーン的存在である理由だ。

　力強いスイングだけでなく、正確なスイングも繰り出せる。

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　速球についていける一方で、変化球に対して待つこともできる。引っ張って特大ホームランを放り込んだと思えば、守備の横をついて逆方向へライナーを放つ。火曜日のジャイアンツ戦でボンズのような特大ホームランの直後に放ったタイムリーツーベースが、まさにそれだ。

何でもやってしまう…類稀な才能だよ

　そして何よりも、彼はそれをほぼ毎日、同じように行える。観衆を魅了する身体能力を、唯一無二の強靭な精神力で最大限に引き出している。

　ロバーツ監督が繰り返す。

「彼は何でもやってしまう。類稀な才能だよ」

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