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<私とラン> 市民ランナー・柴田雅子 「ランは願いを叶えるおまじない」
text by
松山梢Kozue Matsuyama
photograph byAsami Enomoto
posted2011/02/10 06:00
走る目的もスタイルも、それぞれに異なる大人たち。
「Number」が初めて一冊まるごと“Doスポーツ”を特集した「Number Do」では、連続インタビュー企画「私とラン」で、彼らの「走る」を覗いてみました。
Number Webでは、雑誌未収録部分も掲載した「私とラン」特別編を公開。
第16回は、ファッションブランドのPRの仕事をしているという柴田雅子さんに
「ラン」について語っていただきました。
学生時代にずっとダンスを踊っていたので、体を動かすことは大好き。でも社会人になってからは夢中になれるスポーツが見つからず、何か目標がほしいと思っていたころ、たまたま先輩に連れられて行ったランイベントがきっかけで、「走る」ことの楽しさを知りました。今まで挑戦したどのスポーツよりも大量に汗をかくし、1度走っただけで0.8kg痩せたことがあるくらい、目に見えて結果が出ることが嬉しいんです。
機能性やタイムよりも「自分のモチベーション第一!」
まだ走り始めて間もないので、タイムよりも「いかに自分が楽しめるか」が私のこだわり。ファッションブランドのPRをしているので、走るときもオシャレは欠かせません。速乾性や機能性を考えたらスポーツブランドのウェアを着たほうがいいのかもしれないけど、私は自分のモチベーション第一! 汗が乾きづらいコットンでも、お気に入りブランドのTシャツを着て走るだけで辛いランニングも楽しめるから不思議です。
音楽も走るときは絶対にメッセージ性のある邦楽派。今のお気に入りは嵐の『Happiness』。ほかにも高校時代にカラオケで歌っていたTRFやglobeなどの'90年代のヒットソングも、聴くだけで俄然、やる気が出るんです(笑)。
「ランニングを続けていたら、ご褒美に結婚できる?」
それでもやっぱり、精神的に落ち込んでいるとまったく走れなくなることも。驚くほど心と体がつながっていることを知ってからは、「走り切ったらおいしいお酒が飲める!」、「頑張ったらいい出会いがある」、「ランニングを続けていたら、ご褒美に結婚できる」と、自分に暗示をかけて乗り切るようにしました。そうすることでモチベーションも上がるし、どんなに辛くても頑張れる。いつかはその頑張りが、本当に報われるといいんですが(笑)。
◇ ◇ ◇
◆柴田雅子さんへのQ&A
28歳、東京都出身。
Q1 走りはじめたきっかけは?
職場の先輩にランニングイベントに誘われ、なんとなく。
Q2 どのくらいの頻度で走っていますか?
2回/週
Q3 走る日のタイムスケジュールは?
仕事終わりに外苑で5キロジョグ。
Q4 お気に入りのコースは?
外苑、井の頭公園。
Q5 はいているシューズは?
ナイキ。
Q6 走るときに聴く音楽は?
メッセージ性のある邦楽。
Q7 今までのベストタイムは?
01:06:00 (10km)