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大谷翔平は「まるで弟」「清掃スタッフにも礼儀正しい」ドジャース入団前の“チームメイトに愛された”素顔…現地で目撃した“ロッカールーム秘話”

posted2025/10/24 06:00

 
大谷翔平は「まるで弟」「清掃スタッフにも礼儀正しい」ドジャース入団前の“チームメイトに愛された”素顔…現地で目撃した“ロッカールーム秘話”<Number Web> photograph by JIJI PRESS

ドジャースで2年連続のWS制覇を目指す大谷翔平

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NumberWeb編集部

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いよいよWSを迎えるドジャースと大谷翔平。明るい雰囲気でチームを引っ張る大谷流のコミュニケーションは、エンゼルス時代から完成されていた。米国ジャーナリストが当時明かしていた記事の短縮版をお届けします。

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 “ハイ、マイ・ネーム・イズ・ショーヘイ・オオタニ”。2017年12月9日、ロサンゼルス・エンゼルスへの入団会見で大谷翔平がたった6語で自己紹介すると、スタジアム前に集まったファンから大きな歓声が上がった。恥じらいと若さに溢れるこの第一声は、大谷が新天地で放つ輝きの幕開けとなった。

 エンゼルスでの大谷は、ロッカールームでも特別な存在だった。クラブハウスの西側の端に位置する彼のロッカーは、将来的に殿堂入りが確実視されるアルバート・プホルスのロッカーの近くにあり、ロッカー前は大谷がチームメイトたちから親しげに声をかけられる場所となっていた。「まるで弟のように」大谷をからかうチームメイトたちは、彼の二刀流という歴史的挑戦を支えようとしていたのである。

ゴルフカートに飛び乗って…

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 マイク・トラウトは、その太い腕をしょっちゅう大谷の肩に回していた。二人はスプリング・トレーニングでも行動を共にし、トラウトの運転するゴルフカートに大谷が飛び乗ってグラウンドを走り回る姿も見られた。実は大谷の入団前から始まっていた二人の友情は、トラウトが自身の結婚式準備の忙しい時期にもかかわらずビデオ通話で大谷に入団をすすめたという経緯などもあり強固なものになっていった。

 大谷の礼儀正しさも特筆すべき点である。日本文化そのままに、相手チームのキャッチャーや審判に対しても最初の打席では必ず礼をする。メジャーリーガーに馴染みのヒマワリの種も、彼は紙コップを用意して殻を捨てていた。それは、球場の職員に掃除させることはしたくないという思いからだった。

「本当は27番(トラウトの背番号)がよかったんですけど、埋まっていたので17番にしました」。入団会見での背番号選択理由についての質問に、大谷はコメディアンのように答えて会場を爆笑の渦に包んだ。

 チームメイト、球団スタッフにも愛された大谷の“素顔”は、記事本編で詳しく描かれている。

<つづく>

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 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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