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なぜ「メジャーのホームラン王」が楽天に? 188cm、117kg“元ヤンキースの大砲”が日本球界を選んだ意外なワケ「日本でのプレーをずっと願っていた」
posted2025/10/09 11:01
2020年のヤンキース所属時代にはア・リーグのホームラン王にも輝いたルーク・ボイト。なぜ新天地に楽天を選んだのだろうか
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph by
Getty Images
今年6月、突如楽天にやってきた大型大砲は、まさかのメジャーリーグでホームラン王の経験もある男だった。ルーク・ボイト、34歳。今季は主に後半戦での出場となったが、その力の片鱗を見せ、打率3割、ホームランも2ケタに乗せた。なぜ、メジャーのトップを知る男は日本を次の舞台に選んだのか。また、そこで感じた日米の「違い」とは何だったのだろうか。《NumberWebインタビュー全2回の1回目/つづきを読む》
ヒットを打つ。ベンチのチームメートがお辞儀をすると、塁上のルーク・ボイトは気をつけの姿勢から頭を下げて応える。
ありがとうございます。
ボイトはその行為が日本の礼節であることを知った上で、パフォーマンスとして取り入れているのだそうだ。
「ヤンキースのホームラン王」が楽天に!
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ヤンキース時代の2020年にホームラン王。メジャーリーグでは7年間プレーし、世界最高峰の舞台で通算95本のアーチを描いた長距離砲がシーズン途中の6月に来日してから、その評判にふさわしい実力を発揮した。
67試合の出場ながら打率は3割。ホームランは13本で39打点をマークした。そしてOPS(長打率+出塁率)も、優れた長距離ヒッターの指標と言われる.900に迫る.882と上々の数字を残した。

