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「クイズのことしか考えてないのか」偏差値78の名門校から“まさかの転校”…双子の天才クイズプレーヤーが『高校生クイズ』で劇的優勝したウラ側
posted2025/09/14 17:02
2018年の『高校生クイズ』で優勝し、現在はQuizKnockに所属する東問と東言
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Nanae Suzuki
東兄弟がクイズに興味を持ったのは小学校時代。当時の『高校生クイズ』がきっかけだった。「ちょうど伊沢(拓司)さんや田村(正資)さんとかのいた開成が出ていたりして、めちゃくちゃ難しい問題をサラッと答えるわけです。『これ、カッコいいな』とシンプルに思って」と弟の言は振り返る。
双子はクイズ界で名門の一角として知られるラ・サール中学へと進学。しかし、性格の違いから徐々に異なる道を歩むことになる。兄・問がラ・サールで順調に成長する一方、弟の言は生来の気質もあってか、徐々に不登校気味になっていった。
結果的に言は中学2年生の終わり頃に転校を考えるようになった。そして三重県の桜丘中高へと転校。大きな理由のひとつが、クイズ環境の充実だった。
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ところが、2人が初めて『高校生クイズ』に挑戦した2017年、問は鹿児島県予選で惨敗。言も三重県予選でチーム内争いに敗れた。予選を終えた問は「全国大会で2人で戦えればいいかぁ」という甘い期待が崩れ、逡巡する。
「チームワークや本番での連携を考えたら――やっぱり言ちゃんと出るのが一番だよな」
後に聞いた話では、周囲からは「クイズのことしか考えていないのか」「ラ・サール辞めるなんてもったいない」といった声もあったという。しかし問は「結局、他人には他人事でしかないので」と、高1の冬から弟のいる桜丘への転校を決断した。
そして、初めて双子が同じチームで挑むことになった2018年の『高校生クイズ』。5月に発表されたその年のテーマは――「地頭力」という聞き覚えのない言葉だった。
2人の挑戦の続きは、記事本編にて詳しく描かれている。
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
