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濃度・オブ・ザ・リングBACK NUMBER
「あれはビックリしました(笑)」バラエティ番組でバズった天麗皇希の表現力…なぜ写真で映えるのか? ファンの批判、大ケガを乗り越えた今《特撮インタビュー》
text by

橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph byTakuya Sugiyama
posted2025/07/11 11:01
マリーゴールド・天麗皇希の特撮インタビュー(第2回)
そういえば“ホトちゃんのお気に入り”として話題になった『アメトーーク!』の女子プロレス芸人でも、皇希は写真(静止画)一枚でピックアップされていた。
「あれはビックリしました。何も知らずに配信で見てたんですけど、いったん再生ストップしました(笑)。なんで私がSKE48(荒井優希)と一緒に映ってるんだろうって。フォロワーも数千人単位で増えました」
男装アイドル時代からは考えられない。夢も苦悩も、プロレスラーになったから得られたもの。話を聞くと、コスチュームにも“見せるこだわり”がこれでもかと詰め込まれている。入場だけで満足というより、試合前から見せたいものが多すぎるということなのかもしれない。
明かした、“見せること”へのこだわり
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「コスチュームは自分でデザインしますし、上がってきたらそれで終わりじゃない。試合(入場)で着てみるのが最終確認。マークが出る位置とか、歩くことでシルエットがどう変わるかとか、細かくチェックします。自分がテンション上がるかどうかも大事ですし。それに動きやすさも調整してもらって、そこでようやく完成ですね」
見せることへのこだわりについて、皇希は「アウトプットへの欲が出てきました」と言う。“見てほしい”だけでなく“伝えたい”のだ。きっかけは、アクション系の芸能事務所で手伝うようになった子供向けの体操教室。
「子供って、技術だけ説明しても理解してくれないですもんね。どう伝えるか工夫していって、結果しゃべることにも自信がつきました」
あらゆる表現はつながっている。今は異色に見えても、いずれ「こういうことだったのか」となる日がくるのだろう。そういう意味でも、天麗皇希はやはり大器だ。《インタビュー前編も公開中です》
(撮影=杉山拓也)



