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「1日350杯売った」東京ドームの“人気ビール売り子”なぜ巨人チアに転身?「落ちたら転職活動するしかない」“倍率50倍”オーディション突破のウラ側

posted2025/06/29 12:04

 
「1日350杯売った」東京ドームの“人気ビール売り子”なぜ巨人チアに転身?「落ちたら転職活動するしかない」“倍率50倍”オーディション突破のウラ側<Number Web> photograph by Miki Fukano

巨人の公式マスコットガール「ヴィーナス」の大倉かりんさん

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NumberWeb編集部

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Miki Fukano

 東京ドームで絶大な人気を誇ったビール売り子は、いかにして観客席からグラウンドへと活躍の場を変えることになったのか。元ビール売り子で、現在は読売巨人軍の公式マスコットガール「ヴィーナス」に所属する大倉かりんさんにNumber Webでインタビューを実施。そのダイジェスト版をお届けする。

安定した仕事を捨て「一か八か」のオーディション

「実家は長野なんですけど、家族がジャイアンツファンだったので、私も子どものころから自然とジャイアンツを応援していて」と語る大倉さん。大学進学で上京後、「東京ドームの売り子なら試合が見られるかも!」と考え、ビール売り子のアルバイトに応募した。約18キロのサーバーを背負い、実際は試合を見る余裕もないほどの重労働だったが、東京ドーム屈指の人気ビール売り子として活躍した。

 1日の最高売上は驚きの「350杯」。1試合180分として計算すると、約1分間に2杯のペースだ。平均が200杯前後という中、トップクラスの成績を残した。ハードな仕事で筋力がつき、「4年間続けた結果、最終的に肩の厚みはいまの2倍くらいありました(笑)」という。

 大学卒業後は地元の会社に就職したが、熱烈なジャイアンツ愛と「人前で踊るのはすごく楽しい。これを仕事にしたい」という思いから、ヴィーナスのオーディションに挑戦するため退職を決意。「落ちたらもう一度、転職活動するしかない。一か八か、ですね」と、安定した仕事を捨てて夢にかけた。

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 ヴィーナスのオーディションは倍率およそ50倍の狭き門として知られる。大倉さんは「ヴィーナスしか考えられなかった」と熱意を見せ、見事合格を勝ち取った。

「球団と選手に向けていた感情が、お客様にも向くようになった」と語る大倉さん。ファンとしての立場からチームの一員になった今も、「ジャイアンツ愛はまったくブレてません」と笑顔で語った。インタビュー本編では“ビール売り子の実情”やオーディションのウラ側、ヴィーナスとしての仕事ぶりについて、さらに詳しく描かれている。

<つづく>

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 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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#チームヴィーナス

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