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「コニチハ!」三笘薫のブライトン人気は本物だった「ショップ店員も。こんなに日本語が」鎌田大地パレス含めて英国観戦でビックリした話
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大川慎太郎Shintaro Okawa
photograph byBryn Lennon/Getty Images
posted2025/06/15 17:00
三笘薫所属のブライトンのホームゲーム観戦に行ったところ、感動の連続だった
途中に日本語での案内が掲示されていて笑ってしまった。どれだけ日本人が訪れるのだ! ショップに入ると、現地の男性のスタッフが「コニチハ」と日本語で声をかけてくれたが、思わず「ハロー」と返してしまう。
三笘のユニフォームがどれだけ売れているのか確認しようとしたのだが、名前なしのユニフォームを購入して、ネームをプリントしてもらう段取りのようだ。時間がなく、マフラーだけ購入してスタディアムに入る。お会計は18ポンド。×200円計算で3600円なり。円安でポンドも上がりましたね。コロナ前は1ポンド160円程度でしたけど。グッズを買ったら有料の袋に入れてもらうのがオススメ。カモメのデザインがかわいい。
さて懸念のチケットだが、電車の改札のようにまず私がスマホでタッチしたあと、すかさず2枚目のチケットにスライドして後ろの連れに渡す。それで無事に入ることができた。その後のチェックでいかつい係員にペットボトルのキャップは外すように指示をされてしまった。ボトルの意味がなくなったけど、ルールだから仕方がない。
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スタンドに入って通路を抜け、緑のピッチが眼前いっぱいに現れると、いつも「うわあ」と声を挙げてしまう。これからどんな戦いが繰り広げられるのだろう。スタディアム観戦で一番心躍る瞬間だ。
自分の席はメーンスタンドの前から2列目。ピッチはすぐそこだ。ファミリーエリアのようで、周囲には家族連れが目立つ。
突然、ボンッ! 熱い!
キックオフまで30分を切った。緊張感が高まっていく。DJが流していた爆音が途切れると、アウェイであるニューカッスルのサポーターが、ビートルズの「ヘイ・ジュード」のメロディーで応援歌を歌い始めた。必死に大声を出す反対側で、ホームの応援はおとなしめだ。これがブライトンのカラーなのだろうか。
突然、ボンッ! という音と共に火柱がいくつも上がった。うお、熱い!
いよいよ選手紹介だ――。〈つづく〉



