欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「コニチハ!」三笘薫のブライトン人気は本物だった「ショップ店員も。こんなに日本語が」鎌田大地パレス含めて英国観戦でビックリした話
posted2025/06/15 17:00

三笘薫所属のブライトンのホームゲーム観戦に行ったところ、感動の連続だった
text by

大川慎太郎Shintaro Okawa
photograph by
Bryn Lennon/Getty Images
三笘と鎌田を英国で観戦できる日程があった
桜が咲き始めた頃、私は祈るような気持ちでパソコンを見つめていた。ゴールデンウィークの欧州旅行の最終調整をしており、プレミアリーグの観戦が可能かどうかの瀬戸際を迎えていたのだ。
5月4日の朝にドイツのハンブルクからロンドンに入り、そのまま4泊することは決まっている。コンサートやレストランの予約はすでに入っており、あとはプレミアリーグの日程だけだ。うまくハマればいいのだが……。
どこのリーグでもそうだが、試合の正式な日程は1カ月くらい前にならないと決まらない。私のように旅行中に他の予定がある場合は、日程が被ったら観戦できないので気が気でない。あとは天運に任せるしかないのだ。
ADVERTISEMENT
お、サイトが更新されてるぞ。
やった!
日本代表6月シリーズ、インドネシア戦でゴールを決めるなど活躍した鎌田大地選手が所属するクリスタル・パレスは5月5日の午後8時キックオフ、そして6月の代表には招集されなかったが、長らくレギュラーを務めている三笘薫選手が所属するブライトンは5月4日の午後2時からに決まった。
目をつけていた2試合が自分の予定にバッチリはまったのだ。
この2試合を選んだ理由は、第一に我らが日本人選手が所属していること。そしてロンドンから近く、チケットが比較的取りやすいところだ。
世界最高峰のプレミアリーグは年々、チケットの入手が難しくなっている印象だ。例えば5月4日には他にもチェルシー対リバプールという素晴らしいカードがロンドンで行われるが、4万人強しか収容できないスタディアム(サッカーマニアの作家・馳星周はこう書く)で、かつ人気チームのチェルシーのチケットを正規に入手するのは相当難しい。転売サイトで大金を払えば可能だがそんな余裕はないし、転売チケットで入場できなかったら泣くに泣けない(過去に目撃したことアリ)。
チケットを買うのがシビアだと感じたワケ
すぐにブライトンとクリスタル・パレスの公式サイトをチェックする。いまは自動翻訳もあるので英語が堪能でなくても問題ない。自分が観戦する少し前の試合の販売状況を参考にするのがコツだ。どれくらい売れているのか。うん、ブライトンは一般発売で余裕だな。クリスタル・パレスのホームのセルハースト・パークは収容人数が約25000人と少ないので、メンバーシップに入った方がよさそうだ。