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「この生活を続けたら主人は死ぬ」広島カープ3連覇の監督“壮絶だった”仕事量…緒方孝市“夫人”が語る「タバコの灰皿は山積み」「早朝5時まで電気が…」 

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田中仰

田中仰Aogu Tanaka

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photograph byHideki Sugiyama

posted2025/06/09 11:04

「この生活を続けたら主人は死ぬ」広島カープ3連覇の監督“壮絶だった”仕事量…緒方孝市“夫人”が語る「タバコの灰皿は山積み」「早朝5時まで電気が…」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

緒方かな子の夫は広島カープ3連覇の名将、緒方孝市

緒方 子供たちが大きくなったので。主人の監督時代にも、広島のローカル番組を中心にお誘いいただいた仕事は少しだけやってました。カープの試合がない日に限って、でしたが。

「奇跡の52歳」と呼ばれて…

――緒方かな子さんといえば、絵の腕でも知られています。もはや趣味の域を超えて、個展も開かれているとか。

緒方 描くのはずっと好きだったんですけど、本格的にはじめたのは結婚してからですね。子どもが小さいときは一時的にやめたんですけど、主人が遠征でいないときに時間を見つけて描くようになりました。「監督の妻なのに呑気に趣味なんて……」と言われる恐れもありましたが、趣味じゃなくて本気で続ければ納得してくれるだろうと思って。だから最初は「白日会」(一般作品の公募展)に入選することを目標にはじめました。腱鞘炎になるくらい描いて、1年目で入選できたんです。

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――調べたところ、白日会には入選回数などからランクがあって、かな子さんはその最上位の「会員」なんですね。

緒方 それがとても嬉しくて。昨年、もう一つある公募展「日展」にも挑戦して、入選できました。

――絵の話題とともに、「奇跡の52歳」として紹介されていましたね。

緒方 あ、それ子どもが教えてくれました(笑)。自分ではわからないんですけど、子どもが言うには「体重が増えてから若返ったよ」って。5年くらい前に、溶連菌感染症にかかって入院したときにかなり痩せたんですが、退院後に子どもたちがいっぱい美味しいものを食べさせてくれて。おかげで入院前より2、3キロ増えました。今は昔のベスト体重の4キロ増くらいかな。それをずっと維持しています。

――なるほど。それで、奇跡の秘訣は?

緒方 うーん。「甘い飲み物を飲まない」「ビタミンを摂る」。それくらいしか心当たり、ないです。

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