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「多い時は“週5”で行ってます」山本昌や川上憲伸、荒木、吉見も熱中…都市対抗予選で中日レジェンドが“激突”舞台裏「なぜ社会人野球に魅せられる?」
posted2025/06/05 17:00

川上憲伸、山本昌らドラゴンズの“レジェンド”が都市対抗で激突?
text by

小西斗真Toma Konishi
photograph by
BUNGEISHUNJU
東海地区のアマチュア野球界が激アツだ。
都市対抗野球の東海地区2次予選が、6月5日から岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われる。参加は14チーム、出場枠は6。言うまでもないが、企業を母体にするチームはもちろん、クラブチームにとっても都市対抗はビッグイベントである。
無言のプレッシャーがかかる壮絶な戦い
経験者によく聞くのが「出場したときの全社挙げての応援の迫力」と、その対極にある「出場権を逃したときの社内の空気」だ。その企業の方針にもよるが、多くは全面的なサポートの下、野球選手としての活動に軸足を置いている。つまり、考え方によっては一般社員の働きにより、野球部は運営できているということだ。だから無言のプレッシャーがかかり、ある意味ではプロ野球選手以上に結果が求められる。
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壮絶なる14分の6を巡る戦い。第1代表はトーナメントの勝者で、順延がなければ15日に決定する。そこから先は敗者が復活し、残り5枚のキップを争う。第6代表が決まるのは、22日夜の予定である。
山本昌、川上憲伸…往年の名選手が“参戦”
その戦いが例年以上に熱いのは、ドラゴンズOBが深く関わっているからだ。まずトヨタ自動車(豊田市)にはテクニカルアドバイザーとして吉見一起さんが在籍。日本製鉄東海REX(東海市)には通算219勝の山本昌広さんが臨時コーチとして控えている。