「ニシダは危険だ」中谷潤人は“西田凌佑”をどう攻略するのか…名参謀ルディが警戒する“見た目以上の強さ”とは？「ジュントは12Rも想定している」 

RH　デービスと井上の対戦がもしも実現するなら、デービスが階級を下げ、井上が上げた上でのフェザー級で戦う場合のみだった。ただ、デービスが下げてくることはあり得ないのだから話にはならない。将来的に、ジュントなら？　うーん……サイズとファイトスタイル的にも確かに面白いかもしれないな（笑）。

――そういった仮定の話はさておき、中谷のベストの姿が見られる階級はどこだと推測していますか？

RH　フェザー級あたりかもしれない。今はバンタム級で戦っているが、まだ27歳だ。26〜28歳くらいの年齢になると、ハードなトレーニングをした翌朝にはこれまでよりも身体に痛みが出るようになる。その一方で、30歳を迎える頃までには心身両面でさらに成熟し、身体が強くなり、戦い方を学んでいるはずだ。

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――現在、中谷は100％のうちの何％くらいを見せていると思っていますか？

今年2月のクエジャル戦では圧巻のKO劇を披露した中谷潤人　©︎Takuya Sugiyama

RH　今はまだ70〜75％くらいだ。30歳になった頃、100％のジュントが見れると思う。リラックスし、落ち着き、パンチの効果的な打ち方も学んでいるはずだ。若い頃は反射神経に頼りがちだが、年齢を重ねるとより効率的な戦い方ができるようになる。そうなったとき、ジュントもピークを迎えるのだろう。

〈全2回／前編とあわせてお読みください〉