「お前、あの騒動があったのによく来たな」“今のプロレス批判”で炎上した前田日明に、ウナギ・サヤカがモノ申した真意「ぶん殴られようが…」 

　男子も女子もベテランも新人も、ウナギにとっては全員が“今のプロレス界”の大事な要素。ファンも含め1人残らず「幸せにする」とずっと言ってきた。特に今回は、大会翌日にスターダムのビッグマッチが控えていた（4.27横浜アリーナ大会）。そのメインは上谷沙弥vs.中野たむの敗者引退マッチ。それをウナギは「人を不幸にする」と評した。

　プロレスには勝ち負けがある。だから必ず悔しい思いをする者がいる。それでもウナギは全員を幸せにしたいと言い続ける。スターダムを「クビになった」時から、その思いは変わらないという。

　これからのウナギは、今のプロレスの楽しさ、みんなを幸せにするプロレスを“村の外”に届けていく作業が重要になってくる。それは今、この令和の時代に頑張っている選手たちが報われるための闘いでもある。

メインイベント、彩羽匠とのタッグで白使に挑んだウナギ

「超凄いX」として登場した前田日明

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　両国国技館大会で最も印象的だったのはセミ前の試合だ。題して「悪人顔スーパーランブル」。簡単に言えば顔が怖い選手たちの多人数バトルである。そういう試合に鈴木みのるという大物を仕込んでしまうのがウナギらしさ。

　さらには「超凄いX」として前田日明が登場したから驚いた。単なるビッグネーム、レジェンドというだけではない。この時、前田はYouTubeの動画が炎上していた。

「超凄いX」として登場した前田日明

　試合中に選手が首を負傷した事故をきっかけに、前田は動画の中で今のプロレスを猛批判している。タイトルは「今はプロレスラーもどきしかいない！ 相次ぐリング禍に前田の叱責」。

　簡単に内容を言えば、プロレスは危険なものなのだからもっと受身の技術をつけろ、体を鍛えろということ。それはごもっともなのだが、その表現の仕方が「レスラーの質、ダメですね。全然体ができてない。普通のジジイ、ババアですよ」となるのが前田日明という人だ。

　もともと舌鋒が鋭く、言葉がエスカレートしていくタイプ。センシティブな問題を語らせて過激な言葉をタイトルに使い動画を“回そう”とするスタッフの姿勢に対する批判もあった。一方で、今のプロレスを否定したいオールドファンからの賛同も。

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