- #1
- #2
日々是バスケBACK NUMBER
「後世に繋いでいきたい」23歳河村勇輝が憧れた“小さなスター”たち…田臥勇太、アイザイア・トーマス「河村を支えてきた“貪欲な学びの姿勢”」
posted2025/03/21 11:04

Number1115号でのインタビューを振り返った河村勇輝
text by

宮地陽子Yoko Miyaji
photograph by
AP/AFLO
日本でNumber1115号『河村勇輝 革命者の行く道。』が発売になった3日後の3月9日に、メンフィスを訪れた。その日、河村勇輝が所属するメンフィス・ハッスルとソルトレイクシティ・スターズとの試合が予定されていた。スターズには、特集号のなかで河村がNBA選手になったことが「嬉しい」と語り、アドバイスを送っていたアイザイア・トーマスがいる。
初対面はお預けも…
トーマスは身長175cmと、河村とほとんど変わらない身長ながら、NBA12シーズンで平均17.5点をあげ、2回オールスターにも選ばれた選手。昨季は3月にフェニックス・サンズと契約して6試合に出場しており、36歳になった現在もスターズでプレーしてNBA復帰を目指している。
2人には、2年前のFIBAワールドカップ中にSNSに流れてきたハイライト動画でトーマスが河村を知り、同じ小兵仲間としてエールを送ったという縁があったが、まだお互いに直接会ったことはない。初対面、初対戦を見てみたいと思った。
ADVERTISEMENT
しかし、残念ながらトーマスは「個人的理由」のためにメンフィスへの遠征に同行しておらず、日米のちびっこガードの対戦は次回に持ち越しとなった。河村も「すごく楽しみにしていたんですけれど……」と残念がっていた。
Numberの記事では、トーマスが河村からの「一緒にワークアウトしたい」という伝言を受けて、「もちろん!」と快諾したと書かれていた。そのことについて河村に聞くと、「いや、もう必ず行きますよね」と喜んだ。
「彼みたいなプレイヤーが世界中にいっぱいいるわけではないので。彼もいつまでプレーするかわからないですし。今、Gリーグでも平均30点近くとっていて、正直、NBAのほうでもプレーできる力をまだまだ持ち合わせている選手だと思うので。そういった選手からワークアウトで学べるものがあったら学びたいと思っています」