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「この選手、誰? と思って…」トム・ホーバス日本代表HCが明かす“河村勇輝の第一印象”「勇輝はプレースタイルを変える必要があった」 

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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photograph byGetty Images

posted2025/03/13 17:03

「この選手、誰? と思って…」トム・ホーバス日本代表HCが明かす“河村勇輝の第一印象”「勇輝はプレースタイルを変える必要があった」<Number Web> photograph by Getty Images

河村のプレーの第一印象から、劇的な成長過程を饒舌に語ったホーバスHC

TH 先輩に囲まれて遠慮気味だった可能性はあるかな。基本的に彼は「パス・ファースト・ポイントガード」ではあるけど。

勇輝はプレースタイルを変える必要があった

――シュートよりも、まわりにパスを供給するタイプなわけですね。

TH イエス。それは彼の傾向というよりも、大学やクラブのコーチが勇輝にそうした役割を望んでいた可能性もある。ただ、日本代表のシステムではポイントガードはスコアしなければならない。勇輝はプレースタイルを変える必要があったわけです。

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――東京五輪での女子代表がそうだったように、コーチが立案するオフェンスでは、ガードがシュートを打つ機会を増やさなければいけない。

TH ポイントガードがオープンになれるようにオフェンスを設計しています。オープンになったら、勇輝はシュートを打たなければならない。だから、どんどんシュートを打って欲しいと伝えたんです。

――目を見張るのは、彼の適応能力です。高校から大学、大学からBリーグ、Bリーグから代表レベルへとスムースに移行していきました。そして今はNBAに挑戦中です。学習能力というべきなのか……。

TH 思い出した。彼のプレーをいちばん最初に見たのは、三遠と千葉のテレビ中継('20年1月25日)でした。身長170cmそこそこの選手が、千葉の富樫(勇樹)相手にベースラインのドライブからスコアしていた。「この選手、誰?」と思って。そしたら、まだ高校も卒業していない18歳の選手でした。

――高3のウインターカップが終わってすぐ、河村は特別指定選手としてBリーグでプレーして、アジャストしていましたね。

TH 彼がすぐに適応できたのには、いくつか理由があるでしょう。

【続きを読む】サブスク「NumberPREMIER」内の《独占インタビュー》「一夜にして生まれ変わった」トム・ホーバス代表HCが明かす河村勇輝が“点取り屋”マインドを見せた試合、そして語学力「普通に英語で話ができたよ」で、こちらの記事の全文をお読みいただけます。

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