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「M-1が終わって“国外逃亡するぞ!”みたいな(笑)」オードリー若林&春日が「アメリカ最大の祭典」で出会った“ワクワクするバカ”たちのウラ話
text by

一野洋Hiroshi Ichino
photograph byHiroshi Ichino
posted2025/02/18 11:02

5年ぶりのスーパーボウル現地取材に赴いたオードリーの2人。若林はM-1の審査員に抜擢されるなど波乱の年末からの「国外逃亡」
一方で、始まってみれば試合はイーグルスが序盤から圧倒し、前半でチーフスを24点差と突き放す展開となった。 「スーパーボウルでここまでのワンサイドは珍しい」と若林が語るほどの一方的な試合運びだった。
若林には「ワクワクするバカ」の洗礼も…
試合中には、スーパーボウルらしい現地ファンの洗礼を受ける一幕もあったという。
オードリーが座る日本テレビの中継ブースは、イーグルスファンが大挙する側。ハーフタイムに若林がトイレに向かうと、チーフスのユニフォームを着たまま列に並んだ。しかし、そこにいたのは99%が(ガラの悪さで有名な)イーグルスファン。
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「後ろに並んでいたファンから、何か英語でめっちゃ絡まれて……。英語は理解できないけど、めっちゃ“かまされている”のは分かった」と振り返る。
それでも、相手のノリに乗っかり泣き真似をしてみたら「意外とウケた」。それでも用を足している最中にも肩を叩かれるなど、執拗な絡みに「さすがに若干ムカついてきた」と苦笑いだった。
そんな若林を列の後方から見ていた春日は、「あ~、言われているなあと思っていました(笑)」と他人事のように話すが、春日が着ていたのはイーグルスのジャージ。
「(エースRBのセイクワン・)バークリーのジャージを着ていたから、私は絡まれなかった」
それでも若林はお祭り騒ぎに命をかける馬鹿がつくほどのノリノリのアメリカ人を「けっこう好き」と、むしろ好感を持ったという。そう、スーパーボウルの世界もやっぱり「ワクワクするバカ」で溢れかえっていたのだ。
その春日にとっても、5年ぶりのスーパーボウルは格別だった。
昨シーズンは、若林がオードリーとして行う東京ドームライブの準備もあり、レギュラー参加している日テレ系のアメフト番組に不在だった。そのため珍しく春日がピンで進行役を務めていた。
「錦鯉の渡辺(隆)さん、みなみかわくん、カンニング竹山さん、日向坂の山口(陽世)くんが来てくれて、あれはあれで楽しかったです。NFLとお互いに困難を乗り越え、成長しましたよ。楽しかったです」