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「M-1が終わって“国外逃亡するぞ!”みたいな(笑)」オードリー若林&春日が「アメリカ最大の祭典」で出会った“ワクワクするバカ”たちのウラ話

posted2025/02/18 11:02

 
「M-1が終わって“国外逃亡するぞ!”みたいな(笑)」オードリー若林&春日が「アメリカ最大の祭典」で出会った“ワクワクするバカ”たちのウラ話<Number Web> photograph by Hiroshi Ichino

5年ぶりのスーパーボウル現地取材に赴いたオードリーの2人。若林はM-1の審査員に抜擢されるなど波乱の年末からの「国外逃亡」

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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Hiroshi Ichino

 現地時間2月9日に行われた「アメリカ最大の祭典」第59回スーパーボウルは、フィラデルフィア・イーグルスが3連覇を狙うカンザスシティ・チーフスを大差で下し、7年ぶりのチャンピオンに輝いた。世界中を熱狂させるNFLの頂上決戦は1億人を越える視聴者数を誇り、全米人気No.1スポーツの地位を不動のものにしている。そんな“お祭り”を5年ぶりに訪れたのが、人気芸人オードリーの若林正恭と春日俊彰の2人だ。果たして現地で見る12回目のスーパーボウルは、2人の目にどのように映ったのだろうか?

 ニューオーリンズの街は、ジャズとアメフトが交錯するエネルギッシュな雰囲気に包まれていた。

 12年前もこの街でスーパーボウルを取材したオードリーの若林は、「スーパーボウルを取材した街の中で一番好き」と語るほど、その独特の活気に魅了されていた。

 その印象は変わらず、今年も街全体がアメフト一色の熱気に包まれていた。

M-1審査員の重圧…ようやく「国外逃亡」

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 若林にとって、2024年は激動の年だった。何より大きかったのは年末に漫才頂上決戦「M-1グランプリ」の審査員を初めて任されたことだ。無事に放送が終わるまでは、大きなプレッシャーと戦っていた。

「この点数でいいのかと迷ったらメンタルが崩れる。だから、他の審査員と違っても自分の基準は絶対に変えないと決めていた」

「審査員を務めること自体に重圧はなかった」そうだが、「(審査員を)やるかやらないか悩んでいた時が一番、慎重だった」という。結果的に、審査員としての仕事は無事に終わったが、ようやくそのプレッシャーから完全解放されたのがこのスーパーボウルの場だった。

「M-1が終わるまではアメフトも純粋に楽しめなかった。でも、終わった瞬間から『国外逃亡するぞ』みたいな気持ちで(笑)。めちゃくちゃ楽しみにしていました」

 5年ぶりのスーパーボウル取材。しかも、大エースQBパトリック・マホームズを擁して史上初の3連覇を狙うカンザスシティ・チーフスと、同カードで敗れた2年前の雪辱に燃えるフィラデルフィア・イーグルスという好カード。ちなみにマホームズの父はプロ野球・横浜ベイスターズでもプレーしたパット・マホームズである。若林の気持ちが上がるのも無理はない。

【次ページ】 若林には「ワクワクするバカ」の洗礼も…

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