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元ヤクザ、少年院出身、“入れ墨”を消してリングに…平成ボクシングの異端児・大嶋兄弟の現在「撮りたくなる魅力が2人にはあった」
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栗田シメイShimei Kurita
photograph byOhshima brothers
posted2025/01/27 11:06
元祖・入れ墨ボクサーとして名を馳せた大嶋宏成(右)と、その背中を追いかけてプロボクサーになった大嶋記胤
2人の軌跡を追い続けたフォトグラファーの林建次は、「いきや」の店内でボソリと呟いた。
「チャンピオンになるとかそういう次元ではなく、撮りたくなる狂気を孕んだ人間的な魅力が2人はあった。あとにも先にもそんなボクサーに出会ったことはないです」
一人、また一人と店内には常連客が集まり、カウンター席で会話を楽しみながら杯を重ねる。宏成がその様子をみて、茨城弁で会話に相の手を入れる。記胤の眼光は次第に柔らかさを帯びていく。孤独な日々を過ごし、不良として世の中に噛みついた少年時代の面影はそこにはなかった。上井草での夜は、そうして緩やかに更けていった。〈全3回・完→「秘蔵写真ギャラリー」を見る〉
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