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「オオタニを知ったのはエンゼルス時代。救世主だ」“未来の二刀流”もドジャース打撃コーチも…大谷翔平への敬意「誰よりも自分の体を、ね」 

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posted2024/12/28 11:02

「オオタニを知ったのはエンゼルス時代。救世主だ」“未来の二刀流”もドジャース打撃コーチも…大谷翔平への敬意「誰よりも自分の体を、ね」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

唯一無二の二刀流・大谷翔平。指導陣や未来の二刀流有望株は彼をどう見ているか

 タブレット端末を使った相手ピッチャーの解析、さらには自身のデータ収集に対する余念のなさに、冒頭の表現で信頼を示した。

 なお今季途中から大谷はバッターボックスに立つ自分とホームベースの距離感を測るため、打席前にバットを地面において左足の位置を一定にするルーティンを導入した。これについてもバンスコヨックコーチは感銘を受けていた。

「翔平は打席で一貫性を保つことを大事にしている」

エンゼルス時代の大谷を見た時の衝撃

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<証言2>
僕にとってショウヘイ・オオタニは「野球界のメシア(救世主)」なんです。
(ブライス・エルドリッジ/Number1099号 2024年6月27日発売)

◇解説◇
 2024年の大谷は打者として特筆すべき成績を残し、ヒリヒリした9月の戦いから初のポストシーズン、そしてワールドチャンピオンへと駆け抜けた。それでも来たる2025年には新たな楽しみが待っている。右ひじや左肩脱臼の回復プロセスが重超であれば――本拠地ドジャースタジアムの先発マウンドに上がるはずだからだ。

 日本で「二刀流」と表現される投打両面でのプレー。アメリカでは2020年代に入ってから「Two-way Player」として表現される。それ以降のMLBドラフトでは、二刀流としての期待を掛けられた選手が指名されてきた。その一人がサンフランシスコ・ジャイアンツに23年ドラフト16位指名を受けたエルドリッジである。

「オオタニの名前を初めて知ったのは、彼がエンゼルスとサインしたときです」

 ブラッド・レフトン記者の取材によると、当時中学生だったエルドリッジは投打両方で活躍する選手だったが、プロを目指すためにはいずれかに絞る必要があると考えていた。しかし大谷がメジャーで活躍する姿を見て「プロで二刀流」が目標となったそうだ。そんなストーリーがあるからこそ、大谷を「救世主」と評したのだろう。

救世主と称された大谷の2025年は…

 エルドリッジは現在、マイナーの舞台で実力を磨いている。そんな彼はマイナー初年度、打者として急成長してしまったがゆえ、球団はまず「パワーヒッターの一塁手」としての育成方針を取ることにしたという。そこに複雑な気持ちを抱えながらも「ときどきマウンドに上がって」練習している。打者としてか、それとも投手としてか……数年後、大谷と対戦する機会は訪れるだろうか。

 そんなエルドリッジが「救世主」と評した大谷は、Number1111号の単独ロングインタビューに応じ、新たなチームメートの振る舞いに感銘を受けたことや、バッティング、そして来季復帰予定のピッチャーとしての可能性などについて触れている。“さらに高い期待”をかけたとしても……その飽くなき探求心があれば、2025年もクリアしていくのかもしれない。〈大谷翔平の2024年プレーバック:つづく〉

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