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「ワクワクするバカが現れたな」オードリー若林がバッテリィズに名コメント…M-1“松本人志不在が話題にならなかった”新審査員9人チーム「スキのない採点」

posted2024/12/23 19:57

 
「ワクワクするバカが現れたな」オードリー若林がバッテリィズに名コメント…M-1“松本人志不在が話題にならなかった”新審査員9人チーム「スキのない採点」<Number Web> photograph by M-1グランプリ事務局

史上初のM-1連覇を果たした令和ロマン。優勝決定後にホッとした表情を見せた

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ラリー遠田

ラリー遠田Larry Toda

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 12月22日に行われた漫才日本一を決める『M-1グランプリ2024』は、前年王者である令和ロマンの二連覇という衝撃的な結果で幕を閉じた。節目となる20回目の大会にふさわしく、レベルの高い戦いが繰り広げられていた。

 今年の決勝で事前に注目されていたポイントは2つ。1つは、昨年優勝した令和ロマンが連覇を果たすことができるのかどうかということ。もう1つは、新しく加わった審査員がどのような審査をするのかということだった。

『M-1』では、審査員の人選や、彼らが誰に何点をつけるのかということがいつも話題になるのだが、今年は特に注目度が高かった。なぜなら、例年、審査員を務めていた松本人志が芸能活動を休止していたからだ。松本の代役となるのは誰なのかという点について、さまざまな予想が飛び交っていた。

5人の新審査員「スキがなかった」

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 結果的には、特定の代役を立てるわけではなく、複数の新審査員が加わり、顔ぶれをがらっと変える形で松本の抜けた穴が埋められた。昨年までの7名体制から9名体制に変わり、アンタッチャブルの柴田英嗣、笑い飯の哲夫、NON STYLEの石田明、オードリーの若林正恭、かまいたちの山内健司の5名が新たに加わった。昨年の審査員からは松本だけではなく、山田邦子とサンドウィッチマンの富澤たけしも抜けることになった。

 新しく加わった審査員は、どのような採点をして、どういうコメントをしたのか。全体を通して見た感想としては、手堅くまとまっていてスキがなかった。

 それもそのはず、5名の新審査員はいずれも歴戦の猛者であり、芸人として揺るぎない地位を確立している。しかも、その大半がお笑い賞レースの審査も経験済みだ。

 哲夫と石田は2015年にも決勝の審査員を経験しているし、吉本興業の芸人養成所「NSC」で講師を務めている。柴田は「ABCお笑いグランプリ」で審査員を務めていたことがあるし、山内は「キングオブコント」の審査員を続けている。

結果的に「審査員に注目が集まらなかった」

 大規模なお笑い賞レースで審査員を経験していないのは若林だけだった。しかし、若林は審査こそ初めてであるものの、テレビタレントとしての実績は十分である。

【次ページ】 結果的に「審査員に注目が集まらなかった」

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