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前田日明もビックリ「この子がWWEに?」小さな体で手にした女子プロレス大賞…Sareeeが明かす“14歳の原点”「浜口京子さんが教えてくれた」
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原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2024/12/11 17:00
2024年の「女子プロレス大賞」を受賞したSareee(28歳)。フリーとして多くのリングで活躍し、マリーゴールドのワールド王座を保持している
「詩美はスターダムでは結果は出してきたけど、マリーゴールドに来てからはどうなのかな。ああいう性格なのかもしれない。でも、プロレスラーとしては違うんじゃないのと思う。私とは真逆な感じがします。ウナギ・サヤカとの真逆じゃなくて(笑)。わかります? そこには詩美の良さがあるとも思いますけど」
根っからの負けず嫌いで、幼少期から7つ上の姉とよく取っ組み合いのケンカをした。10月24日にマリーゴールドで行われたボジラとのワールド王座戦。この試合は、女版の猪木vsアンドレとか、猪木vsベイダーと称賛された。だが観客席にいた姉は、妹のSareeeがボジラに場外でやられて血を流している姿にむかついて「私が行こうかと思った」という。妹のピンチとなれば姉妹愛が顔を出す。もし姉が乱入していたら、さすがにボジラも戸惑ったことだろう。
“猪木ゆかりの店”で見せた素顔
夜、猪木ゆかりの初台のそば店「かわしま」に行った。カウンターに座っていたSareeeは「だし巻き卵が大好き」と言った。
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すると主人が笑いながら「猪木さんが嫌いなもの知っています?」とSareeeに聞いてきた。猪木うんちくだ。かつて猪木はとんねるずの『食わず嫌い王決定戦』で花田勝(3代目若乃花)と対決したことがある。その時の嫌いな食べ物は「温泉玉子」だった。ブラジル時代、養鶏場でもらった卵ばかり食べ続けているうちに、嫌になってしまったという。
卵の好き嫌いに関しては、猪木とSareeeは違うようだ。好物について、Sareeeはこう話した。
「卵が好きだからオムライス、それからそぼろ丼、作ったりもしますよ。肉は赤身がいいですね。レバーも食べます。あと甘いもの、クッキーも好きです」
Sareeeは時間が空いているとスケジュールを詰め込む癖があるという。もう21時を過ぎていたが、そばをおいしそうに食べ終えると、「これからなつぽいとYouTube撮りに行くんです」と店を出て車に向かった。足取りはどこまでも軽やかだった。



