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プロ野球成績の“最強世代”は松坂大輔世代でも大谷翔平世代でもなく…村田修一や鈴木誠也もスゴいが「野球殿堂、2000安打が各4人」世代とは 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph byKoji Asakura/Hideki Sugiyama

posted2024/11/17 11:01

プロ野球成績の“最強世代”は松坂大輔世代でも大谷翔平世代でもなく…村田修一や鈴木誠也もスゴいが「野球殿堂、2000安打が各4人」世代とは<Number Web> photograph by Koji Asakura/Hideki Sugiyama

松坂大輔と大谷翔平。1980年度と1994年度生まれのヒーローだが、同学年で名選手が数多くいた世代は鮮烈な印象を残す

 200勝投手こそいないが、100勝投手が6人、2000本安打が4人、1000本が5人。野球殿堂入りは星野仙一、衣笠、山本、田淵の4人だ。

〈投手〉
成田文男(46年10月2日)175勝:東京-ロッテ-日本ハム
高橋一三(46年6月9日)167勝:巨人-日本ハム
星野仙一(47年1月22日)146勝:中日
金田留広(46年11月17日)128勝:東映-日拓-ロッテ-広島
野村収(46年8月9日)121勝:大洋-ロッテ-日本ハム-大洋-阪神
池永正明(46年8月18日)103勝:西鉄

〈野手〉
衣笠祥雄(47年1月18日)2543安打:広島
山本浩司(浩二/46年10月25日)2339安打:広島
山崎裕之(46年12月22日)2081安打:東京-ロッテ-西武
有藤通世(道世/46年12月17日)2057安打:ロッテ
基満男(46年11月10日)1734安打:西鉄-太平洋-クラウン-大洋
田淵幸一(46年9月24日)1532安打:阪神-西武
藤原満(46年9月18日)1334安打:南海
J.シピン(46年8月29日)1124安打:大洋-巨人
富田勝(46年10月11日)1087安打:南海-巨人-日本ハム-中日

大谷世代、朗希世代はどんなキャリアを描くか

 現役世代で言えば1994年度の「大谷翔平世代」だろう。

 ドジャース大谷翔平、カブス鈴木誠也のMLB組に現FAの藤浪晋太郎、阪神の近本光司、大山悠輔、DeNA佐野恵太、濱口遥大、巨人の吉川尚輝、オリックス西川龍馬、日本ハムの田中正義、石井一成、ロッテ田村龍弘、中日の柳裕也などがいる。ここから2000本をクリアする選手も出てくるだろう。

 さらに2001年度の「佐々木朗希世代」。

 MLB挑戦が決まった佐々木朗希、DeNA森敬斗、オリックス宮城大弥、紅林弘太郎、ヤクルト奥川恭伸、長岡秀樹、巨人の井上温大、阪神の西純矢、中日の岡林勇希、石川昂弥など。大卒の同世代がプロの世界に飛び込むのは2025年からだが、この世代からも世界で活躍する選手が続々出てくるのではないか。

「世代」という横櫛で野球、選手を見ると、新たな興趣がある。第1回で取り上げた投手、さらに野手ともにこの楽しさを教えてくれた「松坂世代」に改めて感謝。

第1回からつづく〉

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和田毅引退で「松坂世代」が完結…投手成績を見直すと面白い「じつは松坂大輔より和田と杉内俊哉の方が」「メジャー挑戦は藤川球児ら4人」

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