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平岡アンディ「待ちに待った王座挑戦権。『自分が道を切り開く』」

posted2024/10/01 09:00

 
平岡アンディ「待ちに待った王座挑戦権。『自分が道を切り開く』」<Number Web> photograph by Hiroaki Yamaguchi

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渋谷淳

渋谷淳Jun Shibuya

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Hiroaki Yamaguchi

 井上尚弥がメインを務めた9月3日、東京・有明アリーナのイベントで、日本ボクシングの未来にとって価値のある勝利を挙げた選手がいた。井上の同門、平岡アンディである。

 暫定王者の肩書きを持つイスマエル・バロッソとの試合はWBAスーパーライト級挑戦者決定戦。日本国内ではWBAの暫定王座戦が認められていないのでタイトルはかけられなかったが、平岡にとってこの“準世界戦”は念願の世界挑戦に直結するキャリア最大の大一番だった。

 41歳のバロッソは名だたるトップ選手との対戦が豊富で、変則的な動きとハードパンチを武器にしている。平岡は過去最強と目された相手を前にして、警戒心をこれまでにないほど高めていた。

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