足入れだけじゃ分からないことも多い

市川　次はホカのスカイワード X。こちらはカーボンプレートが入っているのですが、安定感があって、足運びがスムーズなロッカー形状になっているので、初心者の方にも使いやすいカーボンシューズです。

佐藤　つま先よりも中足部から踵で着地した方が、カーボンプレートを感じますね。すごくいいフィーリングです。僕なら足が元気で、そこそこのペースで走りたいときに履きたいですね。

市川　ホカは他よりも少しクッション材が硬めだからですかね。

佐藤　でも、足入れしたときには硬いなと思っても、200kmぐらい走ると、めちゃくちゃ良くなるシューズってあるんですよ。「育てていくシューズ」というか。だから実は足入れだけじゃ分からないことも多いんですよね。あと、アシックスの靴もそうですが、身長が高い人や体重のある人は、ある程度硬いソールの方が、しっかりと体を支えられるので、安定感を感じられると思います。それと若い世代は足が元気だから、柔らかいシューズだけじゃなく、プーマやホカのような硬めのソールの靴でガツガツ走ることもした方がいいんじゃないかなと思いますね。

市川　最後はミズノネオビスタです。これもいいシューズで、全然在庫がないんです。

佐藤　村澤（明伸）が履いてますよ。ミズノは実はいいシューズ多いですよね。僕はニット素材って、スピードを出したときのブレが気になるんですが、これはいい感じです。

市川　柔らかさと反発性がアップした新開発のミッドソールを使っていて、ジョグからポイント練習までマルチに使えます。誰でも履きやすい、ミズノの入門シューズですね。

佐藤　ちょっと前傾するような感じで、足の回転もスムーズですね。今回、新作を履いて、面白いシューズが色々あるんだなと勉強になりました。今度気になるシューズがあったら、また聞きにきます！

市川　お待ちしています！

佐藤 悠基YUKI SATO

1986年11月26日生、静岡県出身。東海大では箱根駅伝で3年連続区間新記録樹立。現在SGホールディングスに所属。2021年にはニューイヤー駅伝4区で区間賞を獲得。

市川 寛人HIROTO ICHIKAWA

1993年10月14日生、岐阜県出身。STEPSPORTS TOKYO店長。大学では三段跳を専門に行い、現在はYouTubeチャンネル「SteP Tube」でのシューズ解説も行う。

ASICS
NOVABLAST 4

跳ね返るような感覚と、安定性を両立した一足。ビギナーのレースシューズにも最適。15,400円（税込）／アシックス

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ADIDAS
SUPERNOVA PRIMA

クッション性と推進力を追求したシリーズトップモデル。グリップ力や安定性も高い。19,800円（税込）／アディダス

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New Balance
Fresh Foam X More v5 LK5

シリーズ史上最厚モデル。クッショニングにこだわった新しいアウトソール形状を採用。20,900円（税込）／ニューバランス

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PUMA
LIBERATE NITRO 2

あらゆる路面に対応する高いグリップ力で、長距離だけでなく、短距離の素早い動きにも力を発揮。16,500円（税込）／プーマ

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HOKA
SKYWARD X

推進力の高い凸型のカーボンファイバープレートを搭載。リカバリーや初心者のレースにも◎。35,200円（税込）／ホカ

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MIZUNO
MIZUNO NEO VISTA

ふくらはぎ周辺の筋肉の負担を軽減し、毎日のジョグをサポートする特許取得の底面構造を採用。22,000円（税込）／ミズノ

取材協力＝STEP SPORTS TOKYO FLAGSHIP STORE
東京都文京区本郷1-14-3
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