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「イマナガは100点…素晴らしい」米記者が今永昇太を“最高点”絶賛…では山本由伸と松井裕樹は? ズバリ語る“日本人選手の本音評”

posted2024/05/01 11:03

 
「イマナガは100点…素晴らしい」米記者が今永昇太を“最高点”絶賛…では山本由伸と松井裕樹は? ズバリ語る“日本人選手の本音評”<Number Web> photograph by Getty Images

今永昇太(写真)、山本由伸、松井裕樹…日本人選手のメジャー1カ月を見た米記者の本音とは

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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 大谷翔平、山本由伸、今永昇太、松井裕樹――メジャーリーグの開幕から1カ月が過ぎた今、4人の現地評価は? 長年MLBを取材し現在はニューヨーク・タイムズ紙などに寄稿している米ベテランジャーナリスト、スコット・ミラー氏の本音評。【全2回の2回目】

 大谷翔平の成績についてここまで「満点に近い」というのがミラー氏の評価だ。

「打撃成績を見ても、二塁打や塁打数で両リーグトップを走り、本塁打、打率、長打率、OPSなどでも上位に入る」

大谷の得点圏…どう見る?

 4月3日の本拠地でのジャイアンツ戦で移籍1号本塁打を放ち、ファンがキャッチした記念のホームランボールにも注目が集まった。とんでもない打球速度を出して周囲の度肝も抜いた。4月21日のメッツ戦で日本人の通算最多本塁打更新となる176号を記録。23日のナショナルズ戦で118.7マイル(約191キロ)の自己最速本塁打となる今季6号を放てば、27日のブルージェイズ戦では今季メジャー最速で自己最速の打球速度119.2マイル(約192キロ)の強烈なタイムリー。確かに記憶に残るパフォーマンスの連続だった。

「ただ1つ不思議だったのは、得点圏に走者を置いた状況で開幕から19打数1安打と苦しんだことだ。ヒットを量産していたのに、打点を挙げる機会では音無し。クラッチ(重要な)場面で相当なプレッシャーを感じていたのかもしれないし、もしかしたらミズハラのスキャンダルの影響がここに出ているのではと考えた人もいたと思う。オオタニは言い訳や細かいことは言わないので、理由を正確に知ることはできないけれどね。

 全体的にはいい開幕1カ月だった。今の打撃の調子とこれまでのスタッツを見ると、得点圏に走者のいる状況で打ち出すのも時間の問題。これまでの数字をカバーする勢いで数字を上げるかもしれない」

「85点」山本由伸の評価

 では、今季から新たにメジャーでプレーする日本人3投手についてはどうか。

【次ページ】 今永を最高評価…際立つ「頭の良さ」

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