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現役ドラフトで移籍の佐々木千隼が「人目もはばからず泣いた夜」牛タンを手に部屋を訪れたのは…「お兄さんみたい」朗希も慕う右腕の旅立ち〈ロッテ→DeNA〉
text by
梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara
photograph byJIJI PRESS
posted2023/12/11 06:00
現役ドラフトでベイスターズに移籍する佐々木千隼
本拠地ZOZOマリンスタジアムでの登場曲は入団1年目から一貫して映画「ちはやふる」の主題歌としても有名なPerfumeの「FLASH」。歌の中では何度も「ちはやぶる」と唄われ、千隼(ちはや)という名前から「ファンが楽しんでもらえるのでは」と考え、使用を続けてきた。
新天地へ、胸に秘める誓い
移籍が決まった後、佐々木千隼はこんなコメントをした。
「ロッテを離れるのはとても寂しいです。ただ自分にとってはプラスの事ですので新天地で精いっぱい、頑張りたいと思います。ファンの皆様には7年間、いい時も悪い時も変わらず、凄い声援をいただきありがとうございました。今年、マリンで最後に登板した際に登場曲が流れ、スタンドから凄い声援をいただいたことが忘れられません。皆様、本当にありがとうございました」
7年間で登場曲はすっかりZOZOマリンスタジアムの風物詩の一つになっていた。その名がコールされるとスタンドはドッと沸いた。ファンにも愛された選手だった。リーグは違えど、同じ湾岸のチームで再び輝きを放つ。そして141試合目で潰えた夢の続きを見る。