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[スペシャル座談会]五郎丸歩×リーチ マイケル×中村亮土「ポイントは間違いなく初戦」
posted2023/09/09 09:01
左から中村亮土、五郎丸歩、リーチ マイケル
text by

生島淳Jun Ikushima
photograph by
Atsushi Kondo
五郎丸 いよいよラグビーワールドカップが迫ってきました。今日は日本代表の徹底解析ということで、おふたりに話をうかがっていきます。
リーチ・中村 よろしくお願いします。
五郎丸 まずは、今回はチームのテーマとして「エベレストを登る」というものを掲げていますよね。これはジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチから出てきた言葉だと思いますが、どんな意味が込められているんですか。
中村 実際に登頂者の方に来ていただいて話を聞いたりしました。
リーチ エベレストに登るためには、いろいろなステージがあって、まずはベースキャンプを張る。そこから上がっていって、ミスが命取りになる「デスゾーン」に入っていき、山頂にアタックするわけです。それを今までの日本代表の強化プロセスにたとえて、去年の欧州遠征がベースキャンプで、ここから鍛え上げていって、W杯というひとつのミスも許されないというデスゾーンへと突入していく。いろいろあったけれど、いい準備をして本大会に臨めると思います。
中村 エベレストに登るという目標を達成するためのいちばんの近道は、本当にひとつになることだと思うんです。タフなトレーニングを経て、試合もして、いろいろな課題も出てきましたけど、お互いがコミュニケーションを取り、意思疎通を図って、戦術理解でも同じ絵を見られるようにする。そういう意味では経験のある選手たちが引っ張っていかないといけないと思っています。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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