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久保建英「初2ゴール満点評価MVP」に三笘薫アシスト! 鎌田大地は“ラツィオ加入後の辛口評”を見返す初得点…サッカー日本代表もアツい
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKiichi Matsumoto
posted2023/09/03 17:25
久保建英、三笘薫、鎌田大地。各国の所属クラブで結果を残した面々がドイツ戦に向けて代表で再び集う
1-1で迎えた後半7分、味方の横パスとスルーが絡んだ連動でペナルティエリアに進入し、利き足ではない左足を振り抜く。これがゴール右隅へと収まり、鎌田のセリエA初得点はラツィオに今季初勝利をもたらす貴重な決勝点となった。
いきなり訪れた正念場で結果を残した鎌田。開幕直前に語っていたのは、フランクフルト所属時の22-23シーズン、チャンピオンズリーグで対戦したナポリについてだ。
「決勝ラウンドに行ってみて、『もう1年早く、自分は次のステップに進むべきだったかな』とは思いました。フランクフルトでやれることはマックスに近いくらいやれたので、『次のレベルに早く行かないと』という思いは強くなりましたね」
2戦トータルで0-5という完敗を喫した中で、鎌田はナポリやイタリアサッカーのレベルの高さを肌で感じていた。それだけに王者相手の初ゴールは自信となるだろう。
ラツィオ移籍までの苦難を乗り越えて
昨シーズン終了前から“加入目前”と言われながら、当初移籍すると見られたメガクラブとの正式契約が進まず、鎌田は苦悩したそうだ。最終的にはラツィオに加入したが――欧州屈指の戦術家と言われるマウリツィオ・サッリ監督が3試合連続でスタメンに送り出しているだけに、期待値は高い。代表ウィークを経て開幕するCLを含めた活躍を見せられるか。
なおピックアップした3人以外にも板倉滉が強豪バイエルン相手にゴール、カタールW杯ドイツ戦で決勝ゴールを挙げた浅野拓磨も2得点を決めるなど、欧州遠征前に好パフォーマンスを披露している。日本時間10日午前3時45分にキックオフされる敵地でのドイツ相手にタフマッチは必至だが、たくましさを増す海外組が再び強国を倒すための準備は整っていそうだ。