スポーツMONO語りBACK NUMBER
日本が誇るメジャーリーガー、
イチローが愛するサングラス。
~オークリーが認められる理由~
text by
高成浩Seikoh Coe(POW-DER)
photograph byHirofumi Kamaya
posted2011/02/08 06:00
優れた機能性とハイセンスなデザインで、世界中のアスリートから絶大な支持を得ているオークリーのサングラス。今年でメジャーリーグ生活11年目を迎えるイチローも、熱烈な愛用者の1人だ。
そもそものイチローとオークリーの出会いは、1998年のオリックス時代に遡る。交換留学でシアトルに渡った際に初めて『ロメオ』を見たのがきっかけ。しかし日本に戻ってからはグリーンスタジアム神戸の夕日がライト方向に沈むこともあり、せっかくの機能が生かされなかったという。
'01年からマリナーズでプレーし始めると、セーフコフィールドが西日で眩しいこともあり、'99年から着用した『ジュリエット』の性能が遺憾なく発揮される。UV-A、UV-B、UV-C、そして青色光の中の眼に有害な波長を100%カットするプルトナイトレンズ。歪みを最小限に抑え、裸眼に近い高解像度の視界を実現するHDOレンズテクノロジー。特殊金属化合物エックスメタルを採用したタフなフレームなど、オークリーのパフォーマンスがイチローのスーパープレーをサポートする。
イチローが10年以上も変わらず使い続けるサングラス。
以後、他モデルを試す年もあったが、『ジュリエット』を基本にオークリーとイチローの名コンビは継続。'09年のWBC合宿初日から着用した『レーダー』は記憶に新しい。
天候に関係なく裸眼以上のクリアな視界を確保し、しかもどんな激しい動きでも決してズレないというスポーツサングラスに求められる機能を、イチローが革新的なデザインも含めて気に入っているのは間違いない。自らのスタイルにこだわるイチローが、10年以上にわたってオークリーと契約を結んでいるのが何よりの証拠だ。また、その長い年月は、イチローがオークリーのサングラスを世界一と認めた証でもある。
OAKLEY Ichiro Signature RADAR
2009年から愛用しているレーダーの最新版(写真の上から2本)。ホーム用にブルー、アウェイ用にシルバーを用意。イチローはシーズン中、約10日で新品に取り替えるという。3万1500円(税込)
OAKLEY ROMEO(ロメオ)
1998年着用モデル。この頃のイチローはNBAファッションを意識し、ロメオをコーディネートしていたという
OAKLEY JULIET(ジュリエット)
1999~2004年と2006~2008年に着用。20種類以上あるレンズカラーの中から、最適のレンズを厳選していたとか
OAKLEY RADAR(レーダー)
2009年WBCでイチローは、このレーダーをかけて大活躍。イチローを慕う川崎宗則選手が、欲しがったという噂も
※ 製品は写真の上から順番に説明。
(問) オークリー ジャパン (電話) 0120-009-146