2022年M-1・全員インタビューBACK NUMBER
松本人志さんに反論した「ダサいでしょ」発言…ダイヤモンドが明かす、M-1最下位“涙目のウラ側”「僕、松本さんめっちゃ好きなんで…」
text by
中村計Kei Nakamura
photograph byAtsushi Hashimoto
posted2023/03/12 17:03
結成5年で初めてのM-1決勝だったダイヤモンド。野澤輸出(ネタ作り担当、写真左)と小野竜輔。吉本興業所属
小野 IWCの、90万円の。M-1チャンピオンになったときにしていた時計なんです。村上さんが初めて(2017年M-1の)決勝に行った後、自分へのご褒美にこれを買ったんです。なので、この前、飲んだとき、おまえも決勝の記念に自分で買えば?って言われたんですけど、僕はこの時計が好きなので。ただ、もし僕らが優勝して、この時計を託したい後輩がいたら託してもいいよと言われました。
――村上さんは、確か、優勝したときにかけていたメガネも……。
小野 今、オズワルドの伊藤がかけてます。
――そうやって先輩がいろいろな物を買ってくれたりと、やっぱりファイナリストになると急に華やかなムードになりますよね。
小野 あと、スケジュールが埋まるんですよ。えっ、こんな仕事も?って。日程表をチェックするたびに仕事が増えていく。
野澤 優勝したら出られる番組です。
小野 そう、仮スケジュールなんですけど。なので、決勝が終わったら、それらが全部消えて、スカスカになっていました。
松本人志さんに反論した「ダサいでしょ」
――慣れるためにM-1の出囃子を聴いたりはしませんでしたか。
小野 YouTubeで観られるM-1のPVみたいなのがあるじゃないですか。あれがすごく好きなんですよ。今回のテーマ曲は、ウルフルズの『暴れだす』で。気分を高めようと思って、毎日、あれを観ていましたね。あと、決勝当日はテレビ朝日に入る前に「よしもと∞ホール」の出番を入れてもらいました。
――そこでネタを一回、やっておきたい、と。
小野 準々決勝も、準決勝も、∞から行ったんです。出番を入れてもらって。そのルーティンを大事にしたかったのと、僕ら、いつも劇場から決勝メンバーを送り出す側だったんです。すごい盛り上げるんですよ、送り出すとき。いつか僕もそうやって送り出されたいなと思っていたので。
――テレビ朝日に入ってからは、どのあたりから緊張感が増してきましたか。
野澤 オープニングが始まってからも、僕らはまだ楽屋で待機しているんですよ。
――18時34分に番組がスタートして、18時46分にCMが入るので、おそらくその間で出演者はスタジオに移動するんでしょうね。そして、そこから審査員の紹介が始まるので、1番手が漫才をするまで、そこからさらに30分近く待たされる。