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Runners Pulse編集長・南井正弘が薦める「3年ぶりのマラソン大会で履きたい 本命レースシューズはこれだ!」 

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南井正弘

南井正弘Masahiro Minai

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posted2022/11/03 11:01

Runners Pulse編集長・南井正弘が薦める「3年ぶりのマラソン大会で履きたい 本命レースシューズはこれだ!」<Number Web> photograph by AFLO

厚底の先駆者ナイキのシューズも進化

 独自路線をとるのがニューバランスの「フューエルセル スーパーコンプトレーナー」だ。市民ランナーにもターゲットを拡げ、WA(世界陸連)の規定を超えた厚さのソールを採用。どんなレベルのランナーでも、無理なくペースアップできる走行性を実現した。実際にロンドンマラソンで着用したが、これまで数十回のフルマラソンを経験したなかで、最も脚部へのダメージが少なく、ラストまで足を残すことができた。

 一方で厚底の先駆者であるナイキのシューズも進化している。履きこなすためには靴に合うトレーニングが必要と言われてきたが「ナイキ エア ズーム アルファフライネクスト%2」は、サブ4、サブ5レベルのランナーでも履ける安定感と操作性の良さを打ち出している。

 ビフォーコロナから大きく変化したシューズ事情。今回紹介したモデル以外にも、各ブランドがさまざまなテクノロジーを搭載したシューズを発売している。選択肢の幅はコロナ以前よりも広がっている。3年ぶりにPB更新を目指すランナーは、これまで以上にシューズ選びを楽しんでほしい。

南井 正弘Masahiro Minai

1966年、愛知県生まれ。フリーライター、Runners Pulse編集長。スポーツシューズブランドのプロダクト担当を経て、現職。豊富な専門知識で、数々の媒体で記事を執筆。

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