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フジ新人アナ松﨑涼佳『S-PARK』取材デビューは三冠王・村上宗隆のトレーナーだった! 陸上ガールなのに趣味は“昼寝”課題は“雑談力”
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph byNaoya Sanuki
posted2022/10/15 17:06
フジテレビのスポーツニュース『S-PARK』のキャスターを務める松﨑涼佳アナウンサー。入社半年の取材エピソードや将来の夢を語った
「かなり緊張していましたが、自分が好きな分野の話を聞けるということもあって、自分の中で楽しく取材ができたなと思います。ヤクルトの選手を直接取材したことがまだないんです。この先もし、村上選手の取材ができることがあれば、言葉や表情などに“素”が見えるような瞬間を引き出したいな、と思います」
同年代の拓殖大・不破聖衣来への取材も忘れられない。昨年12月の「関西実業団ディスタンストライアル」の女子10000mで当時日本歴代2位の記録を叩き出した陸上界の新星だ。
「すごい才能の持ち主で何にもなびかないような強さがある選手ですよね。一方で、取材の時は試合モードとは少し違う柔らかい表情を見せてくれて嬉しかったです。(五十嵐利治)監督からは、不破選手は常に本を読んでいて勉強熱心だというエピソードもお聞きしました。怪我をした時などは気持ちが揺らぐこともあったと思いますが、努力で乗り越えてきたんだなと思うと、感じるものがありました」
「今までは綺麗な部分だけを見ていたのだと…」
アスリートから大いに刺激を受けながら、アナウンサーとしてはひたすら勉強の日々。
「今までは一番綺麗な部分だけを見ていたのだと実感しています。例えばスポーツの中継や取材では、膨大な下準備があっても使うところはほんの少しだけだったりしますよね。実際に携わるようになって、先輩方の豊富な知識、準備の量、気の回し方、全てが凄いなと実感して、尊敬の念がより強くなりました。失敗は沢山あります。柔らかい表情を出してくれる方はいるんですけど、逆に深い話をするとなった時に私はまだまだ実力不足だなと感じることも多くて。知識量、経験値とも足りないことばかりです」
”雑談力”をつけるためにチャレンジしていること
オフの時間はアグレッシブに、と思いきや、意外やインドア派。趣味は「昼寝」だ。
「陸上部と言っても短距離なので、ランニングなどで長距離を走るのは得意じゃなくて……。ついつい、ダラっと寝て過ごしてしまっては後悔する、という繰り返し(笑)。“雑談力”がないのも悩みなので、最近は映画を見たり本を読んだりということにチャレンジしているところです」
アナウンサーとしての大きな夢はもちろん、スポーツの祭典の取材だ。