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外国人担当スカウトが断言「女性問題を抱えている選手は活躍しない」…プロ野球“史上最悪の助っ人”は「ケガをしてるのにディスコに」 

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菊地高弘

菊地高弘Takahiro Kikuchi

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posted2022/08/02 11:02

外国人担当スカウトが断言「女性問題を抱えている選手は活躍しない」…プロ野球“史上最悪の助っ人”は「ケガをしてるのにディスコに」<Number Web> photograph by Getty Images

敏腕で知られた元国際スカウトに聞く、「アタリ助っ人」の見極め方とは(写真はイメージです)

対して「愛妻家」ペタジーニは…

 また、夫婦仲がうまくいっていない選手も、成績が低迷する傾向にあった。それほど外国人選手にとって、家庭は大事なものなのだと中島さんは言う。

「奥さんを大事にする選手ほど、『家族のために』と懸命に働くものです。ペタジーニなど25歳上のオルガ夫人の存在が有名でしたが、獲得する前からMLB関係者に『いい選手だけど24時間奥さんと手をつないでいるような選手で、球団も苦労するよ』と言われていました。それでも、ヤクルトで大活躍してくれましたからね」

 キーワードは「ハングリー精神」と「女性問題」。外国人スカウティングの世界は奥が深い。後編ではヤクルトが有望外国人選手をスカウトできた理由と、巨人の外国人スカウトがうまく機能しなかった背景について中島さんに語ってもらった。

<後編につづく>

#2に続く
ラミレスを発掘した名スカウトに聞く、“助っ人が当たるヤクルト”は何が違う? 球団をダメにする「見ず買い」と「特別扱い」

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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